名フィル389回定期 円光寺雅彦&山崎伸子「愛する妻へ」
2012年3月10日(土)4:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 およそ一年前に名フィル平成23年度の定期演奏会の発表がありました。
 一年を通してのメインテーマは『愛と死』。
 そして3月のサブテーマが「愛する妻へ」だと知って、僕はぶっ飛んでしまいました。
 名フィル正指揮者の円光寺雅彦さんと独奏者の山崎伸子さんは実際のご夫婦ですから。

 企画を立てた人は「これは受ける」と思ったかも知れないけれど、還暦も近いのに「愛する妻」ってね (^_^ゞ。
 円光寺さんは抵抗したと思いますよ。
 その証拠にプログラムにはお二人が夫婦であることが書かれていない。
 このことを知らないと、このコンサートの面白みが大分減ってしまうような気がします。

 名フィル 第389回定期演奏会「愛する妻へ」
 2012年3月10日(土)4:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール
 指 揮:円光寺雅彦
 チェロ:山崎伸子

 エルガー:弦楽のためのセレナード
 エルガー:チェロ協奏曲
 ワーグナー:《タンホイザー》序曲
 R.シュトラウス:交響詩「死と変容」

 円光寺さんは何度も聴いたことがありますが、どうしても「職人的」というイメージがあって、エルガーの曲は良く分からないし、あまり楽しむことが出来ませんでした。

 チェロ協奏曲もジャクリーヌ・デュプレの「世界遺産」ともいうべき驚異的な映像が無ければ、これほど有名になっていなかった曲だと思います。
 そして演奏する人はデュプレと較べられてしまうんですね。

 後半のワーグナーとシュトラウスは曲が良いので楽しむことが出来ました。
 明日はびわ湖ホールで《タンホイザー》です。