名フィル第394回定期演奏会『オルフェウスの神話』
指揮:マッシモ・ザネッティ ピアノ:小菅 優
2012年9月8日(土)4:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 名古屋フィルハーモニー交響楽団第394回定期演奏会
 『オルフェウスの神話』

 2012年9月8日(土)4:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指 揮:マッシモ・ザネッティ
 ピアノ:小菅 優
 フルート:富久田治彦

 グルック: 歌劇 《オルフェオとエウリディーチェ》
                     より「精霊の踊り」
 モーツァルト: ピアノ協奏曲第26番『戴冠式』
 ブラームス: 交響曲第1番ハ短調

 名フィル・デビューの指揮者マッシモ・ザネッティは音楽教育をミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で受け、この10年以上、ドレスデン、ベルリン、ミュンヘンなどドイツの歌劇場で活躍しているようです。

 「精霊の踊り」が始まったとき、僕はオーケストラの軽やかでリズミカルな動き(ピリオド奏法)に驚いてしまいました。
 この曲はゆっくりレガートで演奏する曲だと思い込んでいたので、意表を突かれましたね。
 そして、この指揮者が気に入ってしまいました。

 モーツァルトも同じような響きでしたが、ピアノ独奏はもっとキラキラした音が好みです。

 ブラームスはもっと普通の演奏でした。
 名フィルも熱演でしたが、前半のプログラムほど指揮者のコントロールがされていない感じでした。
 もちろん最後は盛大に盛り上がり、間違いなく拍手歓声が飛んで来る曲です (^_^) 。

 名古屋では9月17日(月/祝)にマッシモ・ザネッティが指揮するオペラ 《ランメルムーアのルチア》(ルチア:佐藤美枝子)が上演されますので、楽しみにしています。

 今回の定期演奏会で、ファゴットの佐々木真樹緒さんとホルンの水谷仁さんが退団されました。
 特に佐々木さんは36年間在団された、名フィルの顔の一人でした。