名古屋二期会 《フィガロの結婚》
2012年10月28日(日)2:00PM
日本特殊陶業市民会館フォレストホール

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 僕は《フィガロの結婚》が苦手で、美しい曲もあるけれど、入り組んだお話に付いていけません。
 今回の公演も見に行く気は無かったのですが、朝から天気が悪くて行くところもないし、名古屋二期会の公演は見ておいた方が良いかと考え直し、当日券での観劇です。
 昨日、本日と2日間の公演ですが、お客さんは良く入っていまして、「やはり人気のあるオペラなのだ」と再認識しました。

 名古屋市民会館開館40周年記念の特別公演。
 名古屋市民会館大ホールはネーミングライツで中京大学文化市民会館オーロラホールから日本特殊陶業市民会館フォレストホールと名前が変わりましたが、経済的に応援していただけるとはありがたいことです。

 名古屋二期会《フィガロの結婚》
 2012年10月28日(日)2:00PM
 日本特殊陶業市民会館フォレストホール

 指揮:古谷誠一
 演出:直井研二

 伯爵:水谷和樹
 伯爵夫人:大久保幽香
 フィガロ:吉田裕貴
 スザンナ:金澤澄華
 ケルビーノ:長坂佐代子

 管弦楽:名古屋二期会オペラ管弦楽団
 チェンバロ:山本敦子
 合唱:名古屋二期会合唱団、東郷少年少女合唱団

 興味があったのは、直井研二さんのようなオーストドックスな演出でこのオペラがどうなるのか? ということ。

 結論として直井さんのようなベテラン演出家でもこのオペラは面白くならず、僕は長い上演時間に耐えることになってしまいました。

 長さ対策として第一幕、第二幕を続けて上演し、休憩20分。
 そして第三幕、第四幕も続けて上演されました。
 
 あと書いておきたいのはカーテンコール。
 出てきた順番がフィガロ → スザンナ → 伯爵 → そして最後が伯爵夫人の順。

 《フィガロの結婚》の主役ってフィガロだと思っていましたが、考えてみればフィガロは主役というほどの活躍はしていないような気もしてきました。
 しかし伯爵夫人が主役かと言われると、それもどんなものでしょう‥‥。