NHK交響楽団定期演奏会(愛知県芸術劇場シリーズ)
 2014年1月18日(土)3:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 NHK交響楽団定期演奏会
 2014年1月18日(土)3:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指揮:ファビオ・ルイージ
 ピアノ:ルドルフ・ブフビンダー
 管弦楽 NHK交響楽団

 モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調
 ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調(ノヴァーク版)

 ブフビンダーは1946年、チェコのリトムニェジツェ生まれのオーストリアのピアニスト。
 5歳でウィーン国立音楽大学に史上最年少で入学した。
 モーツァルトの20番の協奏曲は何度もいろいろなピアニストで聴いていますが、特に面白くも無かったし、惹き付けられるところもありませんでした。
 アンコールはグリュンフェルト作曲の『ウィーンの夜会/《こうもり》のワルツ主題による演奏会用パラフレーズ』。
 この曲はいかにもウィーンらしい楽しい曲でした。

 ファビオ・ルイージは1959年ジェノヴァ生まれの指揮者。
 ライプツィヒ放送交響楽団の音楽監督、スイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督、そしてウィーン交響楽団の首席指揮者などを歴任している。
 2011年にメトロポリタン歌劇場の首席指揮者に就任し、2012年にはチューリヒ歌劇場の音楽総監督にもなって、世界のオペラ界を動かす重要な指揮者の一人となっている。
 
 メットライブビューイングでおなじみのファビオ・ルイージ。
 本日のブルックナーは、キビキビとした指揮ぶりで、オーケストラも大きい音を出していましたが、ブルックナーらしさを感じませんでした。
 2013年11月3日に聴いたユベール・スダーンの方が、ずっと良かったですね。
 彼らの指揮のどこに違いがあって、このように違いのある音楽が聞こえてくるのか、いつも不思議に思います。

 NHK交響楽団のメンバーも知っている人がコンサートマスターの堀正文さんとチェロの藤森亮一さんだけ。
 月日の経つのは早いものです。

 日経新聞に連載中の小澤征爾さんの『私の履歴書』。
 本日は図らずも、N響事件の顛末でした。