名フィル第413回定期演奏会 <マーラーの1番>
指揮:マーティン・ブラビンズ チューバ:林 裕人
 2014年5月31日(土)4:00PM 愛知県芸術劇場 コンサートホール

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 名フィル第413回定期演奏会「ファーストシリーズ」
 2014年5月31日(土)4:00PM
 愛知県芸術劇場 コンサートホール

 指 揮:マーティン・ブラビンズ
 テューバ: 林 裕人(名フィル奏者)

 <マーラーの1番>
 ピッカード:16の日の出[委嘱新作・世界初演]
 マーラー: 花の章
 ヴォーン・ウィリアムズ: バス・テューバ協奏曲へ短調
 マーラー: 交響曲第1番ニ長調『巨人』

 難しそうなプログラムなのに、会場はけっこう埋まっていました。
 しかし、僕の列は、僕以外は女子高生ばかり。
 動員がかかっているのかと思いました。
 この列で定期会員は僕一人なんだ(@o@)。

 コンサート前にプレリュードがありまして、作曲者ピッカード自身による『16の日の出』の解説がありました。
 国際宇宙ステーションから24時間に観測できる日の出の回数にヒントを得た曲だそうです。

 マーラー『花の章』は交響曲第1番の第2楽章として作曲された曲。
 今日1日で「交響曲第1番」のすべての楽章を聴くことができるわけです。
 
 6月13日(金)のセントラル愛知交響楽団の第134定期演奏会では、ハンブルク版として、『花の章』も入った「巨人」を聴くことができるようです。
 指揮は大阪交響楽団常任指揮者の寺岡清高さん。

 バス・テューバ協奏曲のソリスト林 裕人さんは、1990年神奈川県生まれ。
 12歳の時にテューバを始める。
 2009年、東京藝術大学音楽学部器楽科に入学。
 在学中の2012年7月、史上最年少で名古屋フィルハーモニー交響楽団に入団。

 曲は分かりやすい曲で、チューバ奏者にとって、大事な曲なのだろうなと思いました。

 『巨人』は遅めのテンポで、流れが悪い印象を持ちました。
 第4楽章フィナーレにホルン7人と、そばにトロンボーン、トランペットを各1人立たせてのファンファーレでした。
 音楽コミック「天にひびき」にも出てきましたね。
 視覚的には面白かったし、大きい音でテンポを速くすれば「ブラヴォー!」が飛んで来るんですね。