名フィル第424回定期演奏会 指揮:川瀬賢太郎 <マーラーの改訂> 権代敦彦: 子守歌 2015年5月23日(土)4:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール |
![]() 名古屋フィルハーモニー交響楽団第424回定期演奏会 <マーラーの改訂> 2015年5月23日(土)4:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール 指 揮:川瀬賢太郎(名フィル指揮者) メゾ・ソプラノ:藤井美雪* ピアノ:野田清隆* 児童合唱:名古屋少年少女合唱団* メンデルスゾーン:序曲『静かな海と楽しい航海』 権代敦彦:子守歌-メゾ・ソプラノ、ピアノ、児童合唱とオーケストラのための* シューマン[マーラー編]:交響曲第3番変ホ長調『ライン』 権代敦彦(ごんだいあつひこ)さんは1965年、東京生まれ。 桐朋音楽大学で作曲を学び、東京とパリを拠点に作曲活動を展開している。 「子守歌」は2001年6月大阪池田市で起きた児童殺傷事件で亡くなった小学生の母親が綴った手記を「鎮魂歌」に、という22世紀クラブからの委嘱により作曲されました。 2005年8月27日に山下一史指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団により初演されました。 演奏前の舞台転換の時間に、川瀬さんと権代さんによるお話がありました。 権代さんは、「池田小学校事件そのものでは無く、突然子供を失った母親の気持ちを主題とした」と語っておられました。 曲自体は難解な曲では無く、川瀬さんも名フィルも立派な演奏をしたと思いますが、何が歌われているのか内容が分からない。 当然のことながらメゾ・ソプラノも児童合唱団も、歌詞を聴き取ることが出来ません。 マイクを通して語られる部分もあるのですが、コンサートホールのエコーがかかってしまいます。 このような作品を紹介することは大変立派なことだと思いますが、それならば観客が内容を理解できるような配慮が欲しかった。 まあ、字幕を付けてほしかった、と言っているんですけれどね (^_^; 。 プログラムに歌詞が載っているのだから、客席の照明をもう少し明るくする、とかね。 今回の定期演奏会のテーマは、マーラーによるシューマン『ライン』の改訂。 しかし、僕は原曲もほとんど聴いたことが無いので、どう変わったかには興味を持てませんでした。 本日の愛知県芸術劇場コンサートホールには、携帯電話の通信機能抑止装置が設置されていました。 担当者に聞くと、本年度(4月1日)から装置を作動させています、とのこと。 しばらく愛知県芸術劇場コンサートホールに来ていなかったんですね (^_^; 。 一方の、愛知県芸術劇場大ホールには携帯電話の通信機能抑止装置は設置されていませんでした。 担当者によれば、今後の予定は無い、とのことでした。 さて、僕は大ホールで6時から上演されるミュージカル《デス・ノート》のチケットを持っていました。 ところが権代さんのお話などもあり、僕の予測より終演が遅くなってしまいました。 演奏が終わると同時にドアを出て、階段を駆け下り、エスカレータを駆け下り、大ホールに駆け込みます。 受付のお姉さんに「開始時間に遅れると、しばらくの間外でお待ちいただくことになります」と言われ、エスカレータを駆け上がり、5時59分に自分の席に辿り着きました。 開演時間は正確で、危ないところでした (^_^; 。 名古屋市地下鉄のエスカレータには「中央に立ち、ベルトを持ち、歩かない」という掲示がされています。 これは全国に先駆けた、大変素晴らしいマナーだと思っています。 それなのに、今日はエスカレータを走ってしまって慚愧の念に堪えません (^_^ゞ。 |