クス弦楽四重奏団
2015年6月12日(金)6:45PM 宗次ホール

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 本日はセントラル愛知交響楽団の定期演奏会(しらかわホール)でしたが、指揮者のポール・メイエがキャンセルしてしまったので、宗次ホールのクス弦楽四重奏団に行ってきました。
 宗次ホールの「世界のカルテット∞カルテットの世界」シリーズは信頼しております。

 「世界のカルテット∞カルテットの世界」SQ.39
 クス弦楽四重奏団 宗次ホール
 2015年6月12日(金)6:45PM

 第1ヴァイオリン:ヤーナ・クス(女性)
 第2ヴァイオリン:オリヴァー・ヴィレ
 ヴィオラ:ウィリアム・コールマン
 チェロ:ミカエル・ハクナツァリャン
 特別共演/ヴィオラ:赤坂智子

 モーツァルト:弦楽五重奏第1番変ロ長調
 ハイドン:弦楽四重奏変ホ長調「冗談」
 ブラームス:弦楽五重奏第2番ト長調

 クス弦楽四重奏団は1991年ベルリン音楽大学で学んでいたメンバーによって結成。
 アルバン・ベルク四重奏団や、ラサール弦楽四重奏団、クリーヴランド弦楽四重奏団メンバーからの薫陶を受ける。
 93年ドイツ大統領の御前演奏にてデビューを飾り、数々のコンクールに受賞。

 赤坂智子さんは桐朋女子高等学校卒業後、ハンガリー・リスト音楽院に留学。
 帰国後桐朋学園大学ディプロマコースを修了。
 来年度には日本フィルの定期演奏会(指揮:山田和樹)にソリストとしての出演が決定している。

 最初の曲を第2楽章から聴いて、「これが第4番ト短調なのかな?」と不思議に思っていたのですが、ハイドンの前に赤坂さんがマイクを持って現れまして、「ただ今演奏しましたのは弦楽五重奏第1番でした」とのこと。
 ツアーの連続で曲を間違えてしまったそうです (^_^ゞ。

 初めて聴くクス弦楽四重奏団は特に特徴があるわけではありませんが、大変優れたアンサンブルかと思いました。
 赤坂さんも、彼らに積極的に絡んで、存在感がありました。
 
 アンコールの前に赤坂さんが「最後にモーツァルト弦楽五重奏曲ト短調の第4楽章を演奏します (^_^ゞ」とアナウンスされましたので、僕は素直に信じて演奏終了後ホールを出たのですが、ロビーで2曲目のアンコールが聞こえてきました (@o@)。

 立派な弦楽四重奏団なのに観客が少なかったのは、セントラル愛知交響楽団とバッティングした影響もあったのでしょうか。