ハンガリー国立歌劇場 歌劇 《セビリアの理髪師》全2幕
2015年6月13日(土)5:00PM 愛知県芸術劇場大ホール

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 僕は《セビリアの理髪師》が好きではありませんが、ダニエラ・バルチェッローナのロジーナを聴きに行ってきました。

 ハンガリー国立歌劇場
 ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」全2幕
 2015年6月13日(土)5:00PM
 愛知県芸術劇場大ホール

 指揮:イシュトヴァーン・デーネシュ
 演出:アンドラーシュ・ベーケーシュ(オリジナル版)
     バラージュ・コヴァリク(リニューアル版)

 フィガロ:アルド・ホ
 ロジーナ:ダニエラ・バルチェッローナ
 アルマヴィーヴァ伯爵:ゾルタン・メジェシ
 バルトロ:ヨゼフ・ベンツイ
 バジリオ:ゲーザ・ガーボル
 ハンガリー国立歌劇場管弦楽団/合唱団 ほか

 指揮者のイシュトヴァーン・デーネシュはハンガリー国立歌劇場の常任指揮者。
 チェンバロを弾きながらの指揮でしたが、アンサンブルのまとまった繊細な演奏だと思いました。

 演出は簡素なものでしたが、意味不明の演技が多く、良く分かりませんでした。
 リニューアル版ということで、オリジナルの演出が崩れてしまったのでしょうか?

 このオペラはレシタティーヴォが多くて、アリア(良い曲が多いけれど)が少ないですね。
 また、身分や金にものを言わせるストーリーが愉快ではありませんでした。
 
 話題のバルチェッローナは聴かせていただきましたが、彼女だけが傑出しているわけではなく、どのキャストも立派な声の持ち主だと思いました。
 会場の愛知県芸術劇場大ホールは、この小ぶりなオペラには巨大すぎる空間かと思いました。