セントラル愛知交響楽団 スワロフスキー&務川慧悟
2016年3月4日(金)6:45PM しらかわホール

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 セントラル愛知交響楽団第146回定期演奏会 ~灯(ともしび)~

 2016年3月4日(金)6:45PM
 三井住友海上しらかわホール

 指 揮:レオシュ・スワロフスキー
 ピアノ:務川慧悟

 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番ト長調
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」

 会場に到着したら、ピアノ協奏曲のフィナーレが演奏されておりまして、モニターで見ることが出来ました。
 派手な上にも派手な曲かと思いました。

 ソリストの務川慧悟(むかわけいご)さんは1993年愛知県知多郡出身。
 愛知県立旭丘高等学校を卒業後、東京藝術大学に入学。
 2014年パリ国立高等音楽院に審査員満場一致で合格し、現在、フランス留学中。
 2012年第81回日本音楽コンクールピアノ部門第1位。

 前にも書いたけれども、旭丘高校は愛知一中の流れをくむ進学校。
 名古屋では公立なら旭丘高校、私立なら東海高校という世評で、旭丘高校から東京芸大に進んだ人は少ないでしょう。
 音楽の道を目指すなら、明和高校や菊里高校の音楽課程に入るもので、ここから東京芸大に進んだ人はたくさんいるんですけれどもね。

 スワロフスキーのチェコ物には絶大の信頼を置いているのですが、ベートーヴェンやブラームスではがっかりすることもありました。
 さて、チャイコフスキーはどうでしょうか?

 序盤は大人しい演奏でしたが、徐々に盛り上がり、第4楽章は熱気の溢れた素晴らしい演奏となりました。
 スワロフスキーのスラブ物にも、大いに期待できそうです。

 セントラル愛知交響楽団の前身であるナゴヤシティ管弦楽団から数えると在籍30年のオーボエ&イングリッシュホルン奏者、池田逸雄さんが3月いっぱいで定年退職されるそうです。
 今回が最後の定期演奏会となり、スワロフスキーから大きな花束を渡されていました。
 お疲れ様でした。

 終演後のロビーでCDを購入した人のためにスワロフスキーのサイン会がありましたが、CDが2種類しか無く、いつも同じCDを買うわけにもいきませんね (^_^; 。