マーティン・ブラビッシモ!Ⅴ エルガー
2016年3月17日(木)6:45PM 日本特殊陶業市民会館フォレストホール

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 いよいよ常任指揮者マーティン・ブラビンズと名フィルの最後のコンサートとなってしまった「市民会館名曲シリーズ」。
 ウィークデイなので後半の「エニグマ」だけ聴くつもりで市民会館に向かいました。
 そうしたら、チェロ協奏曲の楽章間に入れていただくことが出来まして、一階最後列の端でしたので良く分かりませんでしたが、「ありがとう、名フィル!」ですね。

 第50回市民会館名曲シリーズ
 〈マーティン・ブラビッシモ!Ⅴ エルガー〉
 2016年3月17日(木)6:45PM
 日本特殊陶業市民会館フォレストホール

 指揮:マーティン・ブラビンズ
 チェロ:宮田 大

 【サイド・バイ・サイド】
 エルガー:行進曲『威風堂々』第1番ニ長調
 (NHK名古屋青少年交響楽団)
 エルガー:チェロ協奏曲ホ短調
 エルガー:エニグマ変奏曲

 最後のコンサートはオール・エルガー・プログラムでした。
 後半の「エニグマ」はさすがお国ものだけあって素晴らしい演奏だったと思います。
 第9変奏「ニムロッド」は大いに盛り上がりましたが、曲全体として難解でしたね。
 
 演奏後のセレモニーは無く、ブラビンズの退任のスピーチがあって、アンコールはセシル・コールズ作曲(ブラビンズ編曲)「悲しみの踊り」。
 美しい曲で、スコットランドの曲と紹介されていたような。

 3月12日に行われた第433回定期演奏会のプログラムに、ブラビンズのメッセージが載っていました。

 親愛なる名古屋の聴衆の皆様、名フィルの常任指揮者として素晴らしい経験ができたことに、心からの感謝を申し上げます!
 名フィルと共に過ごした3年間は、とても特別で、やりがいのあるものでした。
 オーケストラの楽員はとても素晴らしく、信じられないほど勤勉です。
 聴衆の皆様、名フィルの楽員と事務局に、新しいアイディアや音楽を紹介できたことを、誇りに感じています。
 コンポーザー・イン・レジデンスとして藤倉大氏を起用し、コンサートの前後に行なう「プレリュード」「ポストリュード」、地元の学生と共演する「サイド・バイ・サイド」企画など、様々なチャレンジがありました。
 名古屋のお客様は熱心で温かく、世界中で最も私が好きな聴衆です!
 名フィルと聴衆の皆様の明るい未来をこれからも楽しみに応援していきたいと思っています。

 ブラビンズはヨーロッパの常任指揮者の仕事を名古屋に導入しようとしたのだと思います。
 僕はその姿勢に大いに期待したのですが、結果が定期会員の減少となってしまったのは残念でした。

 僕はティエリー・フィッシャー以来続けていた定期会員を、ひとまず止めることにしました。
 個別に面白そうな定期演奏会には行くつもりですが、経済的にどちらが得かは分かりませんね (^_^ゞ。