世界のカルテット∽カルテットの世界 SQ.57
デンマーク弦楽四重奏団 (The Danish SQ)
2018年6月9日(土)2:00PM 宗次ホール

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 暇ですることもないので、宗次ホールのコンサートに行ってきました。

 世界のカルテット∽カルテットの世界 SQ.57
 デンマーク弦楽四重奏団 (The Danish SQ)

 2018年6月9日(土)2:00PM 宗次ホール

 1Vn:フレゼリク・ウーラン
 2Vn:ルーネ・トンスゴー・サーアンセン
  Va:アスビャアン・ヌアゴー
  Vc:フレードリク・スコイエン・シェーリン

 1曲目の『狩』はパスして、2曲目のデンマーク弦楽四重奏団編曲による「北欧伝統音楽」から聴きました。
 一曲ごとに1Vnのウーランによる英語の解説がありましたが、理解できませんでした。

 ケルト調の哀愁を帯びた美しい音楽や、農民の踊りを思わせる音楽があり、大変気に入りました。
 休憩時間のロビーの売店には、CDを求める長い列が出来ていました。
 これほどの列が出来たのは見たことがありません。

 デンマーク弦楽四重奏団は、メンバーが15~16歳であった2001年にサマーキャンプで知り合い、活動を開始した。
 2002年にコペンハーゲン音楽祭でデビューを飾り、2009年、ロンドン国際弦楽四重奏コンクールで優勝した。
 また、北欧各国の伝統音楽を集め、現代的な編曲を施したアルバム「Wood Works」では、クラシックのジャンルを超え、ワールドミュージックのファンからも注目を集めている。

 後半のベートーヴェン「弦楽四重奏曲第15番イ短調」を聴いて、このカルテットのレベルの高さに、改めて驚きました。
 全ての楽器が同じ音色を持ち、同じフレージングを奏で、4人で一つの楽器になっている。
 長大なアダージョ楽章で、潮の満ち引きのように強弱が推移していくのを、奇跡を見るような思いで聴いてきました。

 チラシに大きく書かれていたサンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙の「同じ方向に突き進む調和、濃密な程に正確なリズム、マッチして溶け合う音質、そしてアンサンブルとしてのバランス。その全てが、驚くべき、完璧な融合。」という評に、僕は全く同感ですね。

 この日はとても暑かったので、帰りは涼しいタクシーを拾いました。
 宗次ホールに近い葵町西の交差点に差し掛かったときに突然パトカーのサイレンが聞こえ、運転手さんが急ブレーキをかけ、横から車が突っ込んできました。
 この事故は地方ニュースになったようです。



◇名古屋・中区でパトカー追跡の車がタクシーと衝突

 9日、名古屋市中区で信号を無視したとしてパトカーに追跡された車がタクシーと衝突しました。警察は車を運転していた男を現行犯逮捕しました。
 道路交通法違反の疑いで現行犯逮捕された自称イラン国籍のモジタバ・トルカマニ・レザイ容疑者(34)は、9日午後4時半ごろ中区新栄の交差点で赤信号を無視した疑いがもたれています。
 警察によりますと、レザイ容疑者の車はパトカーに追跡されて逃走し、広小路葵の交差点でタクシーと衝突しました。
 この事故でタクシーの運転手の男性が軽傷です。
 タクシーには運転手のほか乗客1人が乗っていましたがけがの程度など詳しい情報はまだ入っていません。
 レザイ容疑者は「無免許がばれると思って逃げた」と供述しているということです。