モーツァルト作曲 オペラ 《バスティアンとバスティエンヌ》
2018年11月17日(土)2:00PM 愛知県芸術劇場 小ホール

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 オペラ 《バスティアンとバスティエンヌ》
 2018年11月17日(土)2:00PM
 愛知県芸術劇場 小ホール

 指揮:角田 鋼亮
 演出:太田 麻衣子
 台本:大山 大輔

 娘バスティエンヌ:柴田 紗貴子
 青年バスティアン:吉田 連
 魔法使いコラス:田中 大揮
 管弦楽:愛知室内オーケストラ

 モーツァルトが12歳に作曲したというオペラ《バスティアンとバスティエンヌ》を観に行ってきました。
 会場の愛知県芸術劇場 小ホールは220席。
 ほぼ満席でしたが、パイプ椅子のような座席の狭さと座り心地の悪さには参りました。

 序曲がベートーヴェンの『エロイカ』冒頭部とそっくりでビックリ。
 ベートーヴェンがパクったとは思いませんが、12歳のモーツァルトと34歳?のベートーヴェンに同じメロディーが浮かんだとは。

 このオペラは恋人同士の恋のさや当てのような内容ですが、12歳の少年に歌詞の持つ意味が全て理解できたのでしょうか?
 曲はなかなか難しそうで、12歳とはいえ、さすがモーツァルトですね。

 この珍しい演目を分かりやすくするためか、台本と演出にいろいろ細工がありましたが、バスティエンヌが人参のぬいぐるみを着て走り回るという馬鹿馬鹿しいもの。
 レポートする気にもなりません。
 
 僕が見たのはBキャストですが、AACという愛知県芸術劇場の会報には次のように書かれています。
 娘バスティエンヌは、藤原歌劇団公演『カルメン』(2017年)のミカエーラ役での活躍が記憶に新しい三重県出身の伊藤晴と、愛知県出身の柴田紗貴子が演じ、青年バスティアンは、劇場主催公演ではオペラ『椿姫』(03年)以来の出演となる名古屋市在住の中井亮一と吉田連が演じる。

 僕が注目したのは「名古屋市在住の中井亮一」という部分。
 藤原歌劇団のプリモテノールである中井さんが、東京から名古屋に戻ってきたのかな?
 と思っていたら、分厚いチラシの束の中に「藤原歌劇団・日本オペラ協会 東海支部発足記念コンサート(仮称)」2019年1月29日(火)6:30PM/御園座 というコピーが入っていました。

 その後youtubeを検索していたら、次のような公演が出てきてビックリしまし た。
 やまのてオペラ やまのて音楽祭2015主催企画
 2015年4月4日(土)3:30PM  千種文化小劇場
 モーツアルト作曲   歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」全1幕

 僕は千種区民ですが、この公演は知りませんでしたね。
 このグループは来年に《見てくれのばか娘》を上演するようです。