ヴェリタス弦楽四重奏団 宗次ホール
2019年3月26日(火)6:45PM

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 ヴェリタス弦楽四重奏団
 2019年3月26日(火)6:45PM
 宗次ホール

 ハイドン:弦楽四重奏曲 第6番 ハ長調
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第7番 嬰ヘ短調
 フィリップ・グラス:弦楽四重奏曲 第2番《カンパニー》
 ラヴェル:弦楽四重奏曲 へ長調

 ヴェリタス弦楽四重奏団
 2015年夏、サイトウ・キネン・オーケストラに集い思いを同じくする音楽家にて結成され、同年12月、沖縄県那覇市パレット市民劇場にてデビューし成功を収める。
 ヴェリタス (Veritas) は、ラテン語で「真理」を意味する単語。

 若手実力者が集まった弦楽四重奏団で、アンサンブルとして良くまとまり、それぞれの聴かせどころもある、優れた演奏かと思いました。
 アンコール前に名古屋出身の島田真千子さんの挨拶があり、ナッシュビル、日本、ロンドン、ニューヨークに住むメンバーが、ナッシュビルに集まって練習をしたそうです。

 アンコールはウィントン・マルサリス作曲:弦楽四重奏曲第1番「At the Octoroon Balls」より「V. Hellbound Highball 」という曲で、現代音楽なのかジャズなのかよく分かりませんが、アンコールにぴったりの曲でした。

 岩崎 潤 (第1ヴァイオリン)
 アメリカ イリノイ州及びテキサス州で育ち、5歳よりヴァイオリンを始める。
 父はチェリストの岩崎 洸。クリーブランド音楽院卒業。
 2012年よりテネシー州ナッシュビル交響楽団コンサートマスター。

 島田真千子 (第2ヴァイオリン)
 名古屋市出身。NHK名古屋青少年交響楽団で活動。
 東京藝大附属音楽高校を経て1998年東京藝術大学を首席で卒業。
 1997年 第66回日本音楽コンクール第2位。
 その後ドイツへ留学しヨーロッパの各地で研鑽を積む。
 現在、セントラル愛知響のソロ・コンサートマスターおよび水戸室内管弦楽団メンバー。 NPO法人イエローエンジェルより、G.Bガダニーニが1769年に製作した楽器を貸与されている。

 小倉幸子 (ヴィオラ)
 奈良市生まれ。京都市立芸術大学卒業後、神戸市室内合奏団に入団。
 1998年、ヴィオラに転向。店村眞積氏に師事する。
 2000年、渡米。ルーズベルト大学シカゴ音楽院大学院に入学。
 翌年、シカゴ交響楽団に入団。
 2016年2月、フィルハーモニア管弦楽団のヴィオラ首席奏者に就任。

 工藤すみれ (チェロ)
 東京都出身、桐朋学園大学ソリストディプロマコースを経て、ジュリアード音楽院を卒業。
 第62回日本音楽コンクール(1993年)第2位(1位 林 裕、3位 長谷部 一郎)
 ジュリアード音楽院在学中からアヴァロン弦楽四重奏団のチェリストとして、アメリカ、ヨーロッパで活動。
 2006年からはニューヨーク・フィルハーモニックのチェリストとして、ニューヨークを中心に、幅広いレパートリーで活動している。