名フィル 川瀬賢太郎 & ディヴィッド・クーパー
 2019年6月6日(木)6:45PM 名古屋市民会館大ホール

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 第67回市民会館名曲シリーズ
<ロシアン・フェスティヴァルⅡ>

 2019年6月6日(木)6:45PM
 日本特殊陶業市民会館フォレストホール
 (市民会館名曲シリーズ・特別演奏会)

 指揮:川瀬賢太郎(名フィル正指揮者)
 ホルン:ディヴィッド・クーパー
 コンサートマスター:後藤龍伸

 グリエール:ホルン協奏曲変ロ長調 作品91
 ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 作品27

 川瀬賢太郎さんのラフマニノフの「交響曲第2番」がどうしても聴きたくて、仕事を終えてから、後半だけ聴く覚悟で行ってきました。

 しかし名フィルさんのご厚意で、前半のアンコール曲から会場に入れていただく事が出来ました。きました。

 アンコール曲はクーパーさんが吹き始めると名フィルの3人のホルン奏者も立ち上がって吹き始め、クーパーさんがびっくりして指揮台にハンカチを広げるてみせるという寸劇もあり、この人はなかなかサービス精神旺盛な方のようです。
 結局アンコールはホルン四重奏による《魔弾の射手》の「狩人の合唱」でした。

 プログラムにはクーパーさんの詳細な音楽歴が書かれており、このようにしてホルン奏者はキャリアアップしていくのだなと言うことがよく分かりました。
 今まではダラス交響楽団のホルン奏者でしたが、帰国されたらシカゴ交響楽団に入団されるようです。

 川瀬さんは今まで名フィルの「指揮者」でしたが、今回は「正指揮者」としてのデビューになります。
 「交響曲第2番」は期待どおりのスケールの大きいロマンティックな演奏で、やはり第3楽章が夢のように美しかったですね(クラリネットソロはボルショスさん)。
 今後も、川瀬さんのコンサートは聴き逃さないようにしていきたいと思います。