野外オペラ 《蝶々夫人》
<ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2019>
2019年9月26日(木)6:00PM 名古屋城天守閣前広場

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 野外オペラ 《蝶々夫人》
 <ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2019>
 2019年9月26日(木)6:00PM
 名古屋城天守閣前広場

 指揮: 吉田裕史
 演出: ガブリエーレ・リビス

 蝶々夫人:レナータ・カンパネッラ
 ピンカートン:ロレンツォ・デカーロ
 シャープレス:マルチェロ・ロジェッロ
 スズキ:ソフィア・コヴェリゼ
 ゴロ―:倉石 真
 ボンゾ:松中哲平
 ケイト:サラ・カンペッリーニ・マッジョーレ
 ヤマドリ:藤山仁志
 勅使:友杉誠志
 ドローレ:山田大晴

 ボローニャフィルハーモニー管弦楽団
 ボローニャオペラフィルハーモニー
 さわかみオペラ選抜合唱団

 ジャパン・オペラ・フェスティヴァルは2015年の姫路城《道化師》から、平安京大極殿《トゥーランドット》、静岡市民会館《椿姫》、名古屋城天守閣前《トスカ》と、公演が行われてきました。
 ところが昨年行われた《トスカ》では、予定された6公演のうち4公演が雨で中止となり、僕も見ることが出来ませんでした。
 この経験から、今年は差し当たり初日に行ってきました。

 名古屋城天守閣に行くのは十年以上ぶりでしょうか、最寄りの地下鉄駅「市役所」からは、ずいぶん距離がありました。
 天守閣を右奥に、横長で奥の舞台。
 座席はフラットで、椅子はパイプ椅子。居心地は大変悪かったです。

 指揮者の吉田裕史さんはボローニャフィルハーモニー管弦楽団の音楽監督。
 ボローニャフィルハーモニー管弦楽団はボローニャ歌劇場のオーケストラではありません。
 歌手は若手を選抜したメンバーだそうです。
 
 演奏が始まってビックリしたのは、音が小さいこと。
 スピーカーなどは使っていない生演奏のようで、普通の5分の1から10分の1でしょうか。
 この時点で歌もオーケストラも、音楽については諦めました。
 セミの音がすごく、時々飛行機が飛んでいきます。

 演出は驚くほどジャポネスクで、特別なアイディアがあるわけではありません。
 自害の場面で、スズキが子供を連れて来るのですが、この子がスズキから離れない。
 スズキが引きずって、蝶々さんに引き渡していました。