静響 尾高忠明 石川祐支 2019年11月16日(土)2:00PM 静岡市清水文化会館マリナート大ホール |
![]() 静岡交響楽団第91回定期演奏会 2019年11月16日(土)2:00PM 静岡市清水文化会館マリナート大ホール 指 揮:尾高忠明 チェロ:石川祐支(いしかわゆうじ) ゲストソロコンサートマスター:藤原浜雄 武満徹:波の盆 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 交響曲第8番ト長調 林良一門下では、多くの優秀なチェリストを輩出しています。 最近では、ミュンヘン国際音楽コンクールチェロ部門で優勝した佐藤晴真さんですか。 僕が林良一門下の発表会で石川祐支さん(1977年生まれ、名古屋市出身)を聴いたのは、彼が学生服を着た中学生のころでしょうか。 サン・サーンスのチェロ協奏曲を力強く演奏して、これは将来有望だと思ったものです。 堀了介氏に師事し、東京音楽大学へ特待生として進学 同大学を首席で卒業。 99年には第68回日本音楽コンクールで堂々の第1位を獲得。 03年4月から05年1月まで東京交響楽団首席チェリストとして活躍。 05年4月より札幌交響楽団首席チェリストに就任。 尾高忠明さんは2004年~2015年の間、札幌交響楽団音楽監督を務められましたので、NHKの札幌交響楽団演奏会の放送では、尾高さんの指揮で演奏する石川さんを見ることが出来ました。 エルガー作曲「ニムロッド」が素晴らしかったですね。 その石川さんのドヴォコンが聴ける、しかも尾高さんの伴奏で、ということで、清水まで飛んでいきました。
清水文化会館(マリナート)は、2012年にオープンをした多目的ホールで、JR清水駅東口から自由通路で直結しています。 清水駅ロビーからから自由通路にかけて、雪で薄化粧をした富士山が見えていました。 大ホールの客席は定員1513席で、2階は閉めていました。 静岡交響楽団1988年11月に結成された、静岡県内初のプロフェッショナルオーケストラ。 数十年ぶりに聴く石川さんについて、僕は客観的な感想を言う事が出来ません。 客席からは盛大な拍手が上がっていましたので、良い演奏だったのではないでしょうか。 もっと故郷名古屋での活動を増やしていただきたいものです。 アンコールはバッハの無伴奏チェロ組曲第6番より「サラバンド」でした。 後日、石川さんのHPを覗いてみましたが、御本人も自分自身納得のいく演奏の出来だったと満足しておられました。 そのHPによれば、石川さんにはドヴォコンのCDが発売されているのだそうです。 ラドミル・エリシュカさん指揮する札幌交響楽団の定期演奏会。 そのエリシュカさんが11月1日死去されたそうで(88歳)、驚きました。 NHKの録画を見直してみましょうか。 |