愛知県立芸術大学オペラ2019長久手公演
モーツァルト 歌劇《いつわりの女庭師》
2019年12月8日(日)2:00PM 長久手市文化の家 森のホール

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 愛知県立芸術大学オペラ2019長久手公演
 モーツァルト 歌劇《いつわりの女庭師》
 全3幕 イタリア語上演 日本語字幕付き(セリフは日本語)

 2019年12月8日(日)2:00PM
 長久手市文化の家 森のホール

 台本:ジュゼッペ・ペトロセッリーニ
 指揮:佐藤 正浩
 演出:飯塚 励生
 合唱:愛知県立芸術大学合唱団
 管弦楽:愛知県立芸術大学管弦楽団

◇ドン・アンキーゼ市長:長谷川 智之(博前1)
 ラゴネーロの市長で、セルベッタを愛していたが、今は新しく雇った庭師サンドリーナを恋している。

◇サンドリーナ:市野 梨沙(博前1)
 かつてはベルフィオーレ伯爵の恋人で、ヴィオランテ・オネスティ侯爵令嬢。今はサンドリーナと名乗り、庭師に扮して市長の邸宅に住み込んでいる。

◇ベルフィオーレ伯爵:岩田 健豊(博前2)
 ヴィオランテの恋人だったが、今はアルミンダと婚約している。

◇アルミンダ:加藤 美穂(博前1)
 市長の姪で、ラミーロの昔の恋人。ベルフィオーレ伯爵と婚約している。

◇ラミーロ:成田 朋加(博前1)
 騎士でアルミンダの恋人だったが、見限られる。

◇セルペッタ:千賀 さゆり(博前2)
 市長の女中で、市長に思いを寄せている。

◇ナルド:長冨 将士(博前2)
 ヴィオランテの召使いで、本名はロベルト。彼女のいとこナルドと名乗って庭師に扮している。セルペッタに惚れている。

 メトロポリタン歌劇場の演出部に属する飯塚 励生さんを招いての県芸オペラは、毎年レベルの高い上演で、楽しみにしています。
 会場の長久手市文化の家 森のホールは客席500という馬蹄形の劇場で、モーツァルトのオペラに相応しいでしょうか。

 モーツァルト18歳の作品という予備知識だけで出かけました。
 ところがこれが、上演時間60分+60分+30分という長いオペラで、驚いてしまいました。
 7人の歌手が長いアリアをうたい、歌詞は「彼女が好き」「彼が憎い」の繰り返し。
 モーツァルトの音楽を楽しみながらも、忍耐は必要でしたね。

 ヴィオランテ・オネスティ侯爵令嬢は嫉妬に狂う恋人のベルフィオーレ伯爵に刺され重傷を負い、今はサンドリーナと名乗って女庭師になっている、という《いつわりの女庭師》という題名の怖ろしさには驚きました。
 《見てくれのばか娘》とは大違い。
 そしてフィナーレではよりを戻し、目出度し目出度し、なのかな。