名フィル第485回定期演奏会  パスカル&辻彩奈
 2020年12月12日(土)4:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 久しぶりの外国人指揮者、久しぶりの松葉格子では無い客席。
 しかしコロナ禍のためか、お客さんは少なかったですね。
 
 名フィル第485回定期演奏会
 2020年12月12日(土)4:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指揮:マキシム・パスカル
 ヴァイオリン:辻 彩奈

 シャブリエ:田園組曲
 シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番作品61
 ラヴェル:クープランの墓
 ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調作品93

 マキシム・パスカルは1985年フランス南部カルカソンヌの音楽一家に生まれ、幼少時からピアノとヴァイオリンを学ぶ。
 長身、痩身、長い手足、巻き毛で、一見するとパガニーニ。
 その長い手足を振り回すと、スケールの大きい音楽が沸き上がります。
 フルトヴェングラーも手足が長かったそうですね。
 ただどの曲も、少し音楽が速すぎる印象を持ちました。

 カルカソンヌと言えば南フランス有名なの城塞都市。
 名古屋青少年オケは平成元年にカルカソンヌに演奏旅行をしたことがあります。
 あの時にバイオリンの一番後ろで弾いていた植村太郎くんが本日の客演コンサートマスターとは、時の流れは速いものです。
 当時の子供達も、全国のプロオケで活躍しています。

 辻彩奈さんは何回か聴いて、若いのに大器だと認識しています。
 ただ、本日はシマノフスキという曲が良く分かりませんでした。
 ソロアンコールも現代音楽で、バッハばかりも退屈しますが、現代音楽も困ったものです。

 辻さんは大垣市出身、名古屋市在住。
 プロフィールを見ると、子供の頃の先生は矢口十詩子さん。
 矢口さんは名フィルのアシスタント・コンサートマスター。
 本日も1プルットの裏で演奏しておられました。
 出藍の誉れでしょうか。