名フィル&川瀬賢太郎  第九演奏会
2020年12月19日(土)4:00PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

「REVIEW20」に戻る  ホームページへ
 
 
 僕は川瀬賢太郎さん(35)のファンだから、喜んで出かけました。
 会場は松葉格子では無い普通の座席で 最前列2列は飛沫を避けるため空席、3階最後列2列も空席(意図不明)でしたが、はぼ満席。

 第九演奏会
 2020年12月19日(土)4:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指揮:川瀬賢太郎(名フィル正指揮者)
 三宅理恵(ソプラノ)
 石井藍(アルト)
 宮里直樹(テノール)
 萩原潤(バリトン)
 東京混声合唱団※
 ※新型コロナウイルスの影響により愛知県合唱連盟から変更

 まず驚いたのプログラムに挟まれた「バリトン宮本益光はコロナ濃厚接触者と認定され、変わりまして萩原潤が出演いたします」という告知。
 今回の合唱はプロの東京混声合唱団を招いて(アマチュアを集めて練習するのは密)、彼らはP席に1席置きで座り、ソリストはパイプオルガンの前。
 その場所からでもソリストの声はよく聞こえてきました。

 東京混声合唱団は名簿では各パート7人なんですが、男声が13人しかいない。
 こちらにもコロナの影響が出ているようです。

 オケは5プルット編成で、コントラバスは4人。
 第4ホルンは小坂智美さん。
 10月入団で、さっそくの大仕事です。
 カーテンコールで盛大な拍手を受けていました。

 川瀬さんの指揮で特に感心したのが、第4楽章のチェロ、バスのレシタティーヴォ。
 この部分は全員が指揮者のテンポに合わせるのが普通でしょう。
 今回は緩急強弱自由自在。
 まるで川瀬さん自身が思い通りに歌っているようです。

 川瀬さんは今シーズンで神奈川フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者を退任されるそうです。
 この機会に名フィルとの共演が増えることを希望しておきましょう。