究極の室内楽 ―気鋭の若手実力派による弦楽四重奏―
2021年3月6日(土)2:00PM宗次ホール
 
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 あれは半世紀も前のこと、僕はスメタナ・カルテットの演奏を聴いたことがあります。
 彼らはチェコ音楽を、全員暗譜で演奏しました。
 アイコンタクトの多い緊迫した音楽で、一生忘れられない経験でした。
 ヤナーチェックも演奏されたのですが、それが1番だったか2番だったか覚えていないという‥‥(^_^”。

 究極の室内楽 ―気鋭の若手実力派による弦楽四重奏―
 2021年3月6日(土)2:00PM宗次ホール

 第1ヴァイオリン:関 朋岳(せき・ともたか)
 第2ヴァイオリン:戸澤采紀(とざわ・さき)
 ヴィオラ:島方 瞭(しまかた・りょう)
 チェロ:佐藤晴真(さとう・はるま)

 ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調「クロイツェル・ソナタ」
 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12
 シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810「死と乙女」

 第一ヴァイオリンは第87回(2018年)日本音楽コンクール入賞、第二ヴァイオリンは第85回(2016年)日本音楽コンクール優勝、チェロは2019年ミュンヘン国際音楽コンクール日本人初優勝の林良一門下という実力派メンバーで、大いに期待しました。

 しかしながら、個人個人が力一杯演奏しているけれども、グループ全体として目指すものが見えてこない演奏だったでしょうか。

 練習中の学生の発表会という感じで、これから磨いていかないと。
 作品自体もあまり面白くない音楽に聞こえました。