エフゲニー・キーシン ピアノリサイタル
2021年11月14日(日)2:30PM 愛知芸術劇場コンサートホール

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 エフゲニー・キーシン ピアノリサイタル
 2021年11月14日(日)2:30PM
 愛知芸術劇場コンサートホール

 J.S.バッハ(タウジヒ編):トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
 モーツァルト:アダージョ ロ短調 K.540
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 op.110

 ショパン:マズルカ第5番 変ロ長調 op.7-1
 ショパン:マズルカ第14番 ト短調 op.24-1
 ショパン:マズルカ第15番 ハ長調 op.24-2
 ショパン:マズルカ第18番 ハ短調 op.30-1
 ショパン:マズルカ第19番 ロ短調 op.30-2
 ショパン:マズルカ第24番 ハ長調 op.33-3
 ショパン:マズルカ第25番 ロ短調 op.33-4
 ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22

 1986年10月17日(金)にキーシン(1971年10月10日~)初来日(15歳)のコンサートを、新宿文化センターで聴きました。
 当時キーシンは「ブーニンの二番煎じ」とも噂されていました。

 スピヴァコフ指揮モスクワヴィルトゥオーソ、曲目は初めて聴くショスタコーヴィッチの「ピアノ協奏曲」でしたがその演奏を聴き、しばらく椅子から立ち上がれなかったほどの衝撃を受けました。
「神様から才能を与えられた才能って本当にいるんですね」

 ロボットのようにぎこちなくピアノまでたどり着く歩き方や、カーテンコールで突然会場に向かって手を叩きカントール先生が座席からステージまで出てくるといった異様な行動も、神童らしいものでした (^_^; 。
 2021年7月27日、キーシンを見守り続けたカントール先生が逝去されました。
 今回の日本公演は唯一無二の存在であったカントール先生に捧げられています。

 あれから23年、順調にキャリアを積み、世界の巨匠となった50歳のキーシンが名古屋まで来てくれるのです。
 会場は8割でしょうか。

 演奏は豪壮なものでしたが、1986年の方が気に入りましたね。

当日のアンコール曲
1. ショパン  :  ノクターン第8番 変ニ長調 Op27-2
2. プロコフィエフ  :  “4つの小品”より 4「悪魔的暗示」
3. プロコフィエフ  :  歌劇「三つのオレンジへの恋」より行進曲
4. ショパン  :  ワルツ第2番 嬰ハ短調 Op64-2
5. ショパン  :  ワルツ第6番 変ニ長調「仔犬」
6. モーツァルト  :  ピアノソナタ第11番 イ短調より第3楽章
 (トルコ行進曲)