名フィル第503回定期演奏会 小泉和裕
オネゲル:交響曲第3番『典礼風』 2022年9月9日(土)
愛知県芸術劇場コンサートホール

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 昨日、2022年7月7月8日、安倍元首相が選挙運動中に銃殺されました(享年・67歳)。
 日本の歴史に残る出来事で、世界中の首脳から弔電が送られています。

 安倍さんが現職で、世界を飛び回り「自由で開かれたインド太平洋構想」「平和安全法制」などに腐心していた頃いた頃、マスコミや野党がやったことといえば、「桜を見る会」や「森友問題」。
 世界の評価とマスコミや野党のレベルとの低さに驚いてしまいます。

 名古屋でもコロナが再流行しているようです。
 御園座のミュージカル《千と千尋の神隠し》が上演中止になってしまいました。
 僕が東京まで遠征して、公演が中止だったらショックは大きいですね。
 
 さて、名フィルでは、現音楽監督の小泉和裕が、任期満了のため、2023年3月末をもって、第5代音楽監督を退任いたします。
 2023年4月からは、現在正指揮者を務める川瀬賢太郎が、新たに第6代音楽監督に就任いたします(任期は2023年4月~2026年3月)。

 何回も書いているけれど、僕は小泉さんのメトロノームのような指揮者が苦手。
 川瀬さんと交代することを嬉しく思っています。

 第503回定期演奏会
 2022年7月9日(水)4:00PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール
 指揮;小泉和裕(名フィル音楽監督)

 オネゲル:交響曲第3番『典礼風』
 ブラームス:交響曲第3番ヘ長調

 フランスの作曲家アルテュール・オネゲル(六人組の一人・1892~1955)の 交響曲第3番『典礼風』は第二次世界大戦が終結した1945年から1946年にかけて作曲されました。
 初演は1946年8月17日にチューリヒにて、シャルル・ミュンシュの指揮で行なわれ、作品はミュンシュに献呈されました。

 この曲は僕にとっては騒音の塊でしたが、暗譜で指揮した小泉さんと、二度と演奏されることが無いであろう曲に取り組んでくれた名フィルに感謝するしか無いでしょう。

 ブラームスの第3番は僕の最も愛する曲ですが、小泉さんには触ってほしくなかった。
 メトロノームのようなインテンポで飛ばす飛ばす。
 何回も書いているけれど、僕が敬愛するのは山岡重信さん。
 ちょっとしたテンポの揺らぎに、心を持って行かれたものです。