 名フィル第５１９回定期演奏会 〈水の継承、鳥の継承〉 ２０２４年１月２０日（土）４：００ＰＭ 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール 指 揮：杉山洋一 ピアノ：阪田知樹* 坂田直樹：水の鏡－ピアノと管弦楽のための［委嘱新作・世界初演］* ラヴェル：左手のためのピアノ協奏曲ニ長調* レスピーギ：組曲『鳥』 ストラヴィンスキー：バレエ『火の鳥』組曲［1919年版］ 愛知県芸術劇場コンサートホールが改修のため、名フィル１月から３月の定期演奏会は金山の市民会館で行われます。 知らない指揮者だし演目も面白くなさそうなのでパスしようかとも考えたのですが、３日続けて違うオーケストラの聴き較べをするのも良いかな、と出かけました。 開演前に、能登半島地震でお亡くなりになられた方への追悼の意を表し、レスピーギ：リュートのための古風な舞曲とアリア 第３組曲より第３曲「シチリアーナ」が献奏されました。 ラヴェルのピアノ協奏曲は大好きですが、「左手のためのピアノ協奏曲」はよく分からない曲です。 しかし、阪田知樹さんの演奏は自信に溢れた余裕を持ったもので、彼は大器だと思いました。 ソロアンコールは「バルトーク：３つのチーク県の民謡 BB 45b Sz 35a」。 指揮の杉山洋一さんは１９６９年東京生まれ。 桐朋学園大学作曲科卒業。桐朋学園大学作曲科を卒業後、１９９６年にイタリアへ留学。 現在はミラノに在住し、ミラノ市立クラウディオ・アッバード音楽院で教鞭を取っておられるそうです。 その指揮は打点のはっきりした正統的なもので、学生オケの指揮者のような印象を持ちました。 |