葵トリオ 小川響子(ヴァイオリン)伊東裕(チェロ)秋元孝介(ピアノ)
 2024年6月2日(日)2:00PM 宗次ホール

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 葵トリオ
 2024年6月2日(日)2:00PM
 宗次ホール

 小川響子(ヴァイオリン)伊東裕(チェロ)秋元孝介(ピアノ)

 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調 Op.11「街の歌」
 スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
 ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調

 東京藝術大学、サントリーホール室内楽アカデミーで出会い、2016年に結成。
 「葵/AOI」は、3人の名字の頭文字をとり、花言葉の「大望、豊かな実り」に共感して名付けた。
 第67回ミュンヘン国際音楽コンクール(2018年)のピアノ三重奏部門で、日本人初の優勝。
 現在最も注目を集めるピアノ三重奏団。

 チケットは昨日の近藤瑠伊君に続いてソールドアウト。
 小川響子さんは本年度より名フィルのコンサートマスターを勤める。

 彼らのような演奏を聴いていると、どんな曲でも名曲に聞こえてきます。
 中でもスメタナのトリオに強い印象を持ちました。
 プログラムによれば、スメタナは29歳で4歳半の愛娘を失いました。
 第1楽章冒頭のヴァイオリンソロは娘を失った父親の慟哭です。
 全体に感情の起伏の大きな音楽に圧倒されました。

 アンコールはショーソン:ピアノ三重奏曲第2楽章。
 来年の予定(6月7日?)も発表されました。