《ウェストサイド・ストーリー》来日公演
1996年3月17日(日)1:00PM 愛知県芸術劇場大ホール

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 《ウェストサイド・ストーリー》来日公演
 1996年3月17日(日)1:00PM
 愛知県芸術劇場大ホール

 本日《ウェスト・サイド・ストーリー》を観てきました。1996年3月17日(日)の昼の部
 この会議室でも、ロバートさんやSAKUさんの、どちらかというとシビアなレビューがありましたし、新聞評などもあまり良くないので、覚悟して行って来ました。

 しかしながら、僕はけっこう感激しました。
 別に誰か優れた役者さんがいたわけではないので、作品の持つ総合的な力みたいなものに感銘を受けたんでしょうね。
 昨年『四季』で観たときはあまり面白い作品とは思わなかったんですが‥‥。

 『徹子の部屋』で、リーダーのアラン・ジョンソンが『オリジナルの演出を再現させることが今回の目的』と言っていたのも、ありがたかった。
 『サムホエア』のシーンなんか、オリジナルはこうだったのか! なんて、先生に教えてもらうような心境でしたね(『四季』では確か女の人が歌っていたけれど、今回は男の歌声でした)。
 今度は《ジーザス・クライスト・スーパースター》のオリジナル演出が観てみたいと思います。

 会場の愛知県芸術劇場大ホールは定員 2500 の巨大ホールなんですが、朝刊によればチケットは昼・夜ともソールド・アウトだそうです。
 巨大ホールの一番後ろの席(それでも 8000 円!)でも、感激するときは感激しますよ。

 それから、このミュージカルは第1幕も・第2幕も最後が暗くてしんみりとしてしまうので、アンコールの最後をクインテットで締めてくれたのは良かったと思いました。

 昨年12月に、名古屋では《密着!ウェスト・サイド・ストーリー》というTV番組が放映されました。
 これは2〜3月にかけて行われる来日公演のお話だったんですが、トニー役のH.E.グリーアという人が、どう見ても《ミス・サイゴン》のクリス風なんですよね。

 で、先日買った《音楽の友・2月号》を読んでいたら『トニー役のH.E.グリーアは、トロントで《ミス・サイゴン》のクリスを演じた』なんて書いてあって、『やっぱり!』と笑っちゃったという、まあそれだけのお話なんですけれど。。。

 マリア役のマーシー・ハリエルという人は、美人ではないけれど面白いキャラクターと見ました。
 アニタ役のナターシャ・ディアスという人は、今ひとつでしたね。
 
 
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