《マドモアゼル・モーツァルト》 千秋楽
1996年3月24日(日)ソワレ 青山劇場

「REVIEW96」に戻る  ホームページへ  《マドモアゼル・モーツァルト》のまとめ
 

 《マドモアゼル・モーツァルト》 東京・千秋楽
 1996年3月24日(日)ソワレ 青山劇場

 あれは一昨日(3/23)の午後、ロンドンから届いたエレイン・ペイジのCDを聴いていたら、音楽座フリークの知人から電話がありました。
 『《マドモアゼル・モーツアルト》千秋楽のチケットが取れたから、開演30分前に、劇場に来るように』と言うんです (@o@)。

 あまりに急な話にびっくりしてしまったんですが、大好きな《マドモアゼル・モーツアルト》の最期を見届けるせっかくのチャンスなので、急遽、東京まで出かけることにしました。
 脱税問題で音楽座が解散してしまうので、正真正銘の『千秋楽』ですからね。

 で、昨日(3/24)東京まで遠征しました。
 22時の《のぞみ》で名古屋に帰る予定でしたが、東京駅の駅員さんは『その列車は休日は運行されていません。最終は21時24分の《ひかり》になります』と言うではありませんか!

 唖然・呆然。
 まあ来てしまったものは仕方がない、ということで、後は成り行きまかせ。

 八重洲口付近をフラフラと歩いていた僕の目にとまったのは、モーツアルト一家のポスター。
 大丸ミュージアムで《ザルツブルグのモーツアルト》という催しが開催されていたんですね。
 これは、モーツアルトの住家の復元完成を記念しての催しなんだそうです。

 展示されていたのは、モーツアルト一家の有名な肖像画(どうも本物のようだ)、モーツアルトの楽譜や書簡。
 中でもコロレド大司教と決裂して、アルコ伯爵にお尻を蹴飛ばされた、という有名な手紙はじっくりと見てしまいました。

 4時30分に到着した青山劇場の前は、当日券の抽選券を求める長い人の列。
 それから、ニフティ音楽座会議室のミニオフに顔を出させていただきました。

 その後、劇場の前に戻ると、そこには合格発表を見る人の波・波!
 知人と待ち合わせて、もらったチケットはC15という、舞台に近い席。

 僕が初演版《マドモアゼル・モーツアルト》名古屋公演を初めて観たのは1991年。
 再演に激怒したり、再々演をボイコットしたり、いろいろなことがありましたが、今回の公演は間違いなく最高の出来。

 カーテンコールは10分以上、7〜8回。
 最後は土居さんの『これできっちりお別れをさせていただきます、ありがとうございました!』という挨拶で終わりとなりました。
 歴史的な瞬間に立ち会ったという満足感がありましたね。

 帰りは高速バス<ドリーム号>で5時30分には名古屋に到着し、朝からお仕事です。
 今になってみると、昨日のことが夢のように思えます。
 
 
「REVIEW96」に戻る  ホームページへ  《マドモアゼル・モーツァルト》のまとめ