ジャン・カルロ・メノッティ《電話》
1996年5月28日(火)しらかわホール

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 ジャン・カルロ・メノッティ《電話》
 1996年5月28日(火)しらかわホール

 ルーシー:松波千津子  ベン:井原義則

 指揮:斎藤純一郎  東海チェンバー・ソロイスツ
 演出:福原 顕

 僕が見たのは休憩後の《電話》だけ。
 これは20分くらいで終わってしまったが、それは覚悟の上。

 舞台はルーシーの部屋。
 ベンは旅行に出る前に、ルーシーにプロポーズしたいのだが、電話に邪魔されて、上手く機会がつかめない。
 女の長電話。
 出発の時間は迫るし、で、彼が考えついたのは、外から電話でプロポーズすること。
 電話のために妨げられた二人の関係は、電話によって解決されたというお話。

 ルーシーのファッションは60年代か?
 それにしては、ルーシーの電話はコードレスだし、ベンだって携帯電話でのプロポーズだ。
 まあ、この辺が演出家のアイディアの見せ所であろうか。

 メノッティの音楽はそれほど印象には残らなかったが、しらかわホールにはこういう室内オペラがふさわしい。
 佐藤しのぶさんの《奥様女中》が楽しみだ。
 
 
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