ケント・ナガノ/ハレ管弦楽団
1996年6月16日(日)
愛知芸術劇場コンサートホール

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 ケント・ナガノ/ハレ管弦楽団
 1996年6月16日(日)
 愛知芸術劇場コンサートホール

   トマス・アデス:『‥‥そしてすべてはよしとされる』
 ストラヴィンスキー:『火の鳥』
    ベルリオーズ:『幻想交響曲』
     アンコール:なし

 ハレ管弦楽団はサー・チャールズ・ハレという人によって創設されたんですね。
 初めて知りました(^_^;。
 入りは8〜9割くらいかな?

 『幻想交響曲』といえば思い出すのが、昨年9月のチョン・ミュンフン指揮フィルハーモニアPO。
 あの素晴らしかった演奏に較べると、本日の演奏は指揮者オーケストラとも、ちょっと気に入りませんでした。

 オケは管楽器の吹き損じや、弦楽器の不揃いがときどき耳に付きました。
 プロなんですから、しっかりしていただきたい。
 指揮者は期待していたんですが、交通整理みたいな指揮というか、全部振ってしまって夢が無いというか、お師匠さん(サイトウキネンの人)みたいな指揮でしたね。

 僕がもう一度聴いてみたい指揮者は、チョン・ミュンフン、サイモン・ラトル、ウェルザー・メスト、大野和士、広上淳一といった方々です。

 休憩時間はまだ拍手が続くうちにカフェに直行(僕はいつも出口のそばの席なので)して、ガラガラのうちに飲み物を注文。
 愛知県芸術劇場は名古屋の中心の栄にあるんですが、カフェから見える目の前に広い空き地があります。
 ここは予算が無くて都市計画が遅れているんですが、ここに来年3月に劇団四季の劇場が建てられて、《オペラ座の怪人》《美女と野獣》が上演されるんだそうです。

 今日の演奏会は短い演奏会だったんですが、アンコールが無いのなら、早く解放していただきたかったと思います。
 皆、アンコールがあると思って(しつこく)拍手しているんだから。
 
 
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