グリーン・エコー/ワーグナー・ハイライツ
1997年1月31日(金)7PM 名古屋市民会館大ホール

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 創立40周年記念 グリーン・エコー第41回演奏会
         『ワーグナー・ハイライツ』
 1997年1月31日(金)7PM 名古屋市民会館大ホール

 指揮:飯守泰次郎  演奏:名古屋フィルハーモニー交響楽団
 独唱:木村俊光,田代 誠,新実真琴,荻野砂和子,千田恭子

 《ローエングリン》3幕前奏曲/婚礼の合唱/エルザの聖堂への行列
 《さまよえるオランダ人》2幕前奏曲/糸紡ぎの合唱/3幕前奏曲/水夫の合唱
 《タンホイザー》序曲/巡礼の合唱/大行進曲

 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》前奏曲/聖堂の合唱/職人達の入場/徒弟達の踊り/親方達の入場/『目覚めよ、朝は近づいた』/『朝はばら色に輝き』(勝利の歌)/『親方達をあなどらないで』/全員の合唱

 グリーン・エコーは名古屋でもっとも活発な活動をしているアマチュアコーラスの一つ。
 団員は、ざっと150人。
 男声が60人くらいかな。

 考えてみるに、会場費・オーケストラ・指揮者・ソリストのギャラなど、コンサートの費用は500万円以上はかかっているんじゃないのかな?
 曲目は指揮者主導で決められたと思うんだが、合唱の出番はけっこう少ない。
 それなのに、このコンサートを開催していただいたことに、まず感謝したい。

 僕が聴いたのは《さまよえるオランダ人》から。
 前半の曲目は1曲ごとに拍手が入り、ブツ切れという印象。
 オーケストラにもあらが目立ち、『ヨーロッパのオペラハウスでも普段はこんなものかもしれない』などと考えながら聴いていた。

 演奏が終わって、オーケストラなら指揮者の指示で起立するような場面でも、合唱団はもともと立っているので、反応が無くて、どうにもしまりがない感じがした。
 お辞儀するわけにもいかないだろうが、どうしたらいいんだろう?

 後半の《ニュルンベルクのマイスタージンガー》は、全曲が続けて演奏された。
 僕には、どこがどのようにつながっているのか分からなかったんだが、田代さんのワルター、木村さんのザックス、そして全員の合唱と盛り上がった演奏だった。
 メトロポリタン・ガラのフィナーレと同じ曲目でしたね。

 グリーン・エコー 次回の予定は11月30日、オネゲルの《火刑台上のジャンヌ・ダルク》「オペラ様式による」(指揮:井上道義、演出:実相寺昭雄)。
 面白そうでしょう?
 
 
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