名古屋オペラ協会研究生修了公演 《ヘンゼルとグレーテル》 1997年3月27日(木)7:00PM 名古屋市芸術創造センター |
名古屋オペラ協会研究生修了公演 《ヘンゼルとグレーテル》 1997年3月27日(木)7:00PM 名古屋市芸術創造センター 指揮:永友 博信 演出:太田 幸則 演奏:ナゴヤシティ管弦楽団 全自由席:2000円 オケの編成はファーストバイオリン/2プルト、管は木管だけで1管編成という小さいもの。 序曲冒頭部のホルンの重奏は木管のアンサンブルになっていた。 響きはおかしかったけれど、F管のホルンの楽譜をB管のクラリネット用に写譜するのは大変だったろうと、好感を持ってしまった。 幕が上がると、舞台装置はチープ。 金がないのは分かるけれど、照明もベタに明るいので陰影が無く、そうすると研究生の演技力が気になってしまう。 どうしても、学芸会的雰囲気になってしまうんだな。 ヘンゼルとグレーテルが森で眠る前の二重唱から天使たちが現れる部分の音楽は大好き。 しかし、二重唱のバランスが悪い、天使たちの音楽が全くバレエになってしまったのはどうも、違和感がある。 などと思いながら見ていたんだが、音楽のクライマックスで、天使たちに囲まれたヘンゼルとグレーテルがポーズを取ると、会場から思わぬ拍手があって、そうしたら目の前がボーっとしてきたの 。 何と感じやすい音楽性の持ち主なのであろうか > 僕 (^_^;。 それにしても、フンパーディンクの音楽は素晴らしい。 不満も書いたけれど、1年に1度は見てみたいオペラ公演ではあります。 もし来年も上演してくれるのなら、新演出でお願いしたいな。 ◇セントラル愛知交響楽団で再出発 1983年に発足したナゴヤシティ管弦楽団は、4月からセントラル愛知交響楽団に生まれ変わる。 1988年から愛知県岩倉市の事業補助を受けるとともに練習場を無償で 借りられるようになったことが今回の改称につながった。 活動も広がり、昨年は定期演奏会のほか、オペラやバレエ公演での演奏など、これまでになく数が多かった。 昨年からは『しらかわホール』のレジデンス・オーケストラとしての活動も始めた。 現在団員は35名だが、将来は50人程度まで増やしたい。 |