名古屋フィルハーモニー交響楽団第225回定期演奏会
1997年4月10日(木)6:45PM  名古屋市民会館大ホール

「REVIEW97」に戻る  ホームページへ
 
 
   名古屋フィルハーモニー交響楽団第225回定期演奏会
 1997年4月10日(木)6:45PM  名古屋市民会館大ホール

      指揮:レオン・フライシャー

   ジャン・シベリウス 悲しいワルツ
               交響曲第1番 ホ短調
               交響曲第2番 ニ長調


 レオン・フライシャーはサンフランシスコ生まれ。
 将来を嘱望されたピアニストだったんだけど、右腕の筋肉の故障のために一時引退。
 その後、左手のためのピアノ作品の演奏や、指揮者としてカムバック。
 クリーブランド、ボストンなどのオーケストラに客演している。

 僕が聴いたのは後半の『交響曲第2番』。
 この曲は以前我がオケでも演奏したことがあるけれど、弦楽器奏者の僕にとっては苦痛な曲だった。
 弦楽器らしく歌う部分が大変少ないし、最後なんか何十小節にもわたって同じスケールの繰り返し。
 『こんなことはコンピューターにやらせておけばいいのに!』なんて、練習の度に腹を立てたものだ (^_^;。

 フライシャーの作り出す音楽は本当にふつうの音楽で、ふつうではない音楽を期待する僕には物足りないものだった。
 まあ、実物のフライシャーを見ることができたことで満足するか。

 観客の入りは、2階までは8〜9割。
 3・4階はガラガラ。
 若杉さんの時よりは多かったんじゃないかな?
 第2楽章で携帯電話が鳴って、名古屋も東京なみになったか、なんて思ったりして (^_^;。

 本日(11日)は《天狼星》を見て参りました。
 同じ中島梓ミュージカルなら、《グイン・サーガ》の方がずっと面白かったですね。

 明日の夜にはロンドンの劇場に座っているはずです (^_^) 。
 
 
「REVIEW97」に戻る  ホームページへ