林光/たなばたコンサート
1997年7月7日(日)2:00PM うりんこ劇場

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 『うりんこ劇場』があるのは名古屋市名東区。
 幹線3号バスの終点・猪高車庫から引山行きのバスで2つ目の宮根で下車徒歩2分。
 我が家の近くです (^_^) 。

 ローカルついでに、ここは『劇団うりんこ』という子供用劇団の本拠地。
 キャパは150人くらい。
 客席に椅子はなく、階段に座布団をひき、直接座るようになっていた。
 マニアックな曲の割には、意外なことに、ほぼ満席。
 むし暑かった (^_^;。

 林光/たなばたコンサート 1997年7月7日(日)2:00PM

 林光(ピアノ・トーク) 宮田俊雄(ピアノ)  3300円

 マルティヌー  『あやつり人形』(宮田)
 林光      『葡萄と小鳥』(林)
 シューベルト  『センチメンタルなワルツ』より(林)

 ヤナーチェック 『ピアノソナタ・1905年10月1日』(宮田)
 ドヴォルジャーク『スラブ舞曲』より

 コンサートは、林さんのトークを交えて、曲を聴くスタイル。
 こうすると、難しい曲でも、それなりに聴きやすくなる。

 面白かったのは、『葡萄と小鳥』。
 この曲は、マルヤマ・アキさん(?)作曲の童謡のヴァリエーションということで、まず林さんが、左手でピアノ伴奏、右手にマイクを持ってこの曲を、4番まで歌った (@_@)。
 声質はハイテナー。
 それから、ピアノ演奏。
 ミスタッチもあったような気もするが、あれが楽譜通りなのかも知れない。
 自作自演の強みだな (^_^) 。

 宮田俊雄さんは、桐朋出身、フライブルク留学。
 現在は椙山女学園大学などの講師。

 メインは、ヤナーチェックの『ピアノソナタ・1905年10月1日』。
 林さんの解説では、この日に、ブルノにチェコ語の大学を建てる請願デモがあり、死亡者が出たんだそうだ。
 ブルノで初演後、ヤナーチェックは楽譜を破棄したんだが、ピアニストがコピー譜を隠し持っていて、第2楽章までが、残されているんだそうだ。
 僕はこういう音楽は良く分からないんだが、第2楽章はなかなか充実した音楽か、と思った。

 最後は、華やかに『スラブ舞曲』でおしまい。
 家庭的な雰囲気の、楽しいコンサートでした。
 来年の7月7日は火曜日なので、どうしようか、という話でした。
 
 
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