吉例大須師走歌舞伎《隅田川花御所染》
1997年12月7日(日)1:00PM 大須演芸場

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 吉例大須師走歌舞伎《隅田川花御所染・すみだがわはなのごしょぞめ》
     鶴屋南北・作/岩田信市・台本演出
  1997年12月7日(日)1:00PM 大須演芸場

 まず書いておきたいのは、上演時間が長いこと。
 3時間40分だから、7時開演だと‥‥ (@o@)

 プログラムの岩田さんの解説によれば、鶴屋南北の魅力はややこしさで、唐草模様のバロック歌舞伎。
 ということで、この演目は、演出家の意図通り、ややこしかった (^_^;。

 時代は鎌倉時代。
 松若丸(間瀬礼章)は天下を奪う謀反の志を持っているが、入間家の長女花子姫(後に出家して清玄尼・征矢野敦子)との結婚が決まっている。
 しかし彼は、常陸之助頼国になりすまし、花子の妹・桜姫(杉山佳重)との結婚を計り、入間家の家宝御朱印を手に入れようとする。
 ここからはややこしくて、とてもあらすじだって書けやしない (^_^;。
 清玄尼と桜姫との姉妹の、松若丸をめぐる争いもあった。

 まあこの演目、ストりーの面白さというより、役者個人のキャラクターの面白さが受けていましたね。
 出演しているのはいつものメンバーで、客席は超満員。
 今年から桟敷に手すりが付いた。
 この劇場で、この舞台を眺めていると、自分が江戸時代の人間になったような気分になる (^_^) 。

 最後には死んでしまった登場人物も現れて、盛大なカーテンコール。
 やっぱり見ておいて良かったと思うな (^_^) 。
 
 
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