《レ・ミゼラブル》 中日劇場
 1998年4月22日(水)ソワレ

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 《レ・ミゼラブル》 中日劇場
 1998年4月22日(水)ソワレ

◇地震〜〜!!(98/4/22 夜)

 僕は今回のレミゼ公演は7回くらい見ていると思うんですが、いつもグランテールが戸井さん。
 これがハンサムすぎてどうも納得できないので、本日は大谷グランテール目的で、中日劇場に出かけました。

 しかし、まず書いておかなければいけないのが地震のこと。
 あれはちょうどエポニーヌの死の場面でした。
 突然会場がグラグラしたんですね (@o@)。
 客席からはどよめきが。
 ニュースによれば、震度3だったとか。

 しかも、持続時間が長かった。
 天井が落ちるか、オーケストラが止まるか、木造の自宅は大丈夫か (^_^;、色々な思いが浮かんで来ました。
 結局舞台は予定どおり進行したんですが、僕はなかなか平静さを取り戻すことが出来ず(余震があるかもしれないとか)、いつの間にかエポニーヌが死んでいた、という状態になってしまいました。
 本田さんにはお気の毒なことでした。

 本田さんのエポニーヌといえば気になることが。
 『オン・マイ・オウン』を歌うとき、どうしてコートを半分脱いでいるのでしょう?
 光っているのはブラジャーの金具?
 どうも気になって (^_^;。 普通にコートを着ていてはいけないの?
 本田さんのエポニーヌは健気でいいんですが、『愛してる』を3回歌い方を変えるのは、わざとらしさを感じます。

 今日のバルジャンは滝田さん。
 僕は山口バルジャンばかり見ているので、滝田バルジャンを見るのは今日が初めて。
 で、最初に目に留まったのが胸の囚人番号。
 私は囚人番号にはこだわりがある。
 テナルディエがいつバルジャンの囚人番号に気が付くのか、という問題ですね。

 僕は元旦にロンドンの舞台を見たんです。
 そこでは、パリの最初の部分、テナルディエがバルジャンを襲う場面で、テナルディエが押さえつけたバルジャンのシャツの胸を開き、囚人番号を会場の観客に見せつけていました。
 ロンドンの囚人番号は滝田さんの10倍以上の大きさでしたね。
 で、滝田バージョンではどうなっているのか大変興味を持って見ておりました。

 しかし、良く分かりませんでしたね。
 パリでのもみ合いでは囚人番号は見られませんでした。
 となると、コゼットを迎えに行った時かな?
 確かに、この時シャツの胸は開いていましたね。
 もしそうなら、バルジャンも無謀なことをしたものです。
 囚人番号を見られたら、コゼットを渡してもらえないかもしれないじゃないですか。

 僕は滝田さんの鼻にかかった声はあまり好きではないんですが‥‥、ここで以前山口バルジャンについて書いた不満を引用させていただきます。

》山口バルジャンはバリケードで倒れたマリウスのそばに駆け寄ります。
》そして‥‥上から眺めて、またバリケードに戻るんです。
》違うでしょう、人間の行動って?
》抱き起こすとか、揺すってみるとか、脈を取るとか‥‥しませんか?

 今日の滝田さんは、全く私の希望どおりの演技をして下さいまして(胸に直接耳を当てたりして)、嬉しかったな (^_^) 。

 で、お目当ての大谷グランテールですが‥‥満足は出来ませんでしたね。
 ロンドンのグランテールの印象が強すぎるんでしょうか?
 
 
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