ヘネシー・オペラ 《ペレアスとメリザンド》
1998年5月16日(土)2:00PM 愛知県芸術劇場大ホール

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       ヘネシー・オペラ 《ペレアスとメリザンド》
   1998年5月16日(土)2:00PM 愛知県芸術劇場大ホール

    指揮:ジェラード・シュワルツ 演出:デイヴィッド・ニース

        ペレアス:ドゥエイン・クロフト
       メリザンド:テレサ・ストラータス
         ゴロー:ホセ・ファン・ダム
        アルケル:ロバート・ロイド
        イニョルド:マイケル・デノス

    管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団,

 小澤征爾が指揮をするはずだった公演だが、小澤は体調を崩し降板してしまった。
 入り口に指揮者交代の掲示がしてあって、結構みんな知らなかったみたい。
 観客の入りは、5階席で9割以上。
 前の方の高い席が空いていて、民族移動が見られた。

 今回の公演は、絵画のように美しい舞台装置に、全くオーストドックスな演出で、この方向のものとしては最高のレベルなんじゃないでしょうか?
 音楽としては、プッチーニやワーグナーほど好きにはなれないけれど。
 繊細な紗幕の向こうの世界。
 少し舞台が大きすぎたかな?

 このような珍しい演目を、高いレベルで上演していただいたことに感謝しつつ、個人的な感想を。

 僕の席は5階席。
 井戸の底が見えてしまって、メリザンドが落とした指環が転がっているのが丸見え (^_^;。

 第4幕の最後、ゴローに刺されたペレアスには倒れていただきたかった。
 男同士が、ただ抱き合っているんじゃね‥‥ (^_^;。

 第5幕、ベッドの上に白い寝間着のメリザンドが寝ていて、白く明るい照明が当たっているということで思い出すのは《レ・ミゼラブル》のファンティーヌ (^_^;。
 この部分のストラータスって、目を閉じないのね。 5分くらい (@o@)?
 やっと目を閉じたと思ったら、それが御臨終。
 いつ瞬きするかとオペラグラスでストラータスばかり見ていたので、ストーリーや他の役者がどうしていたか、全く詳細不明 (^_^;。

 《レ・ミゼラブル》といえば、プログラムの帽子をかぶったストラータスの写真って、エポニーニっぽくない?
 プログラムといえば、入場者全員に無料で立派なプログラムが配られていたけれど(太っ腹 (^_^) )、尼崎や東京ではどうでしたか?
 
 
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