ミュージカル 《ザ・リンク》
1998年6月30日(火)6:30PM 愛知厚生年金会館

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         ミュージカル 《ザ・リンク》 
 1998年6月30日(火)6:30PM 愛知厚生年金会館

 ほとんど宣伝もしていなかったようだし、観客は少ないであろうというのが僕の読みだったんですが、はたして、招待客専用の受付が出来ておりました。
 愛知厚生年金会館のキャパは1666人(だったと思う)。
 招待客を合わせて5割入ったかどうかというところですね。

 さて、このミュージカルなんですが、残念ながら僕は気に入りませんでした。
 カンダー&エッブの作品(今まで見たのは、その男ゾルバ,キャバレー,シカゴ,蜘蛛女のキス)って、どうも好きになれないな。

 母親アンナ(夏木マリ)の気持ちは身にしみて良く分かるんですが、娘エンジェル(島田歌穂)がいかにもステレオタイプ。
 行く先もなく7年ぶりに帰ってきて、『このリンクは私が立て直す』などというセリフのリアリティの無さは、まるで某劇団のお子様ミュージカルみたい。

 お金はどうするんだ (@_@)?
 大きなリンクの改装って何億もかかるんだろ?
 『二人で力を合わせて頑張ろう!』なんて話になったらどうしよう、と最後まで心配しましたよ (^_^;。
 そんなことを言いながら、この娘は結局最後はリンクを売ったお金を山分けして貰ってるんだな。

 それから、突然エンジェルの子供が出てくるのもフェアじゃないと思いました。
 子供がいるのなら、最初の入場の時から連れてこなくては。
 『カラード・ライツ』を歌っている間、子供は何処にいたの?

 ということで、内容的には気に入らなかったんですが、装置はそれなりに立派だったし、夏木さん、島田さんの熱演には、(観客が少ない分 (^_^;)一生懸命拍手してきました。

 しかしこの二人、東京で《レ・ミゼラブル》に出演しながら、名古屋で《ザ・リンク》とはすごいですね (@_@)。
 
 
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