スイセイミュージカル《 FAME・ THE MUSICAL 》
1998年9月23日2:00PM 愛知厚生年金会館

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 この《FAME》、ほとんど広告を見なかったので観客は少ないであろう、と予測して出かけた。
 僕は昨年末、ロンドンでこのミュージカルを見ているので、その復習。
 本日が初日か? とも思ったんだが、プログラム(2000円なので買わなかった)によれば、あちこちを回っているようだ。

      スイセイミュージカル《 FAME・ THE MUSICAL 》
      1998年9月23日2:00PM 愛知厚生年金会館

         シャーマン先生:沢田亜矢子
               ニック:小林仁
             カルメン:藤森裕美
             タイロン:岩渕憲昭

 僕はいつもは2階の後部を買っているんだが(安いから)、あんまり席が空いているので、今日は2階中央を買ってみた。
 2階には1列目に10人あまりがいるだけ。
 残りの200席が僕一人のためにあるのか、と思うとすごくリッチな気分になる (^_^) 。
 でも、1階は8割の入り。
 何処から集まっているのか、かえって不思議だ (@_@)。
 前に書いたように広告がほとんど無かったからね。

 このミュージカルはストーリーが型通りで、音楽的には魅力的な曲が少なくあまり僕の好みではない。
 しかし、キャストは強力だったな。
 ニック役の小林仁さんは《ドリーミング》のチルチルで見たことがあるような気がする。
 チルチルよりはずっとやる気がする役柄だろうね (^_^) 。
 他にもカルメンの藤森裕美さんとかタイロンの岩渕憲昭さんとか、劇団四季の出身者が多いようだ(間違っていたらごめん、プログラム立ち読みの知識だから (^_^;)。
 シャーマン先生役の沢田亜矢子さんはワイドショーでしか見たことがないんだが、意外なほどの歌唱力で驚いた。

 ロンドン版の違いを書いておけば、カルメンはドロップアウトするけれど、自殺はしない。
 それからシャーマン先生が黒人。
 このために、タイロンに対する人種差別的な印象が薄らいでいる。
 カーテンコールの最後に現れたのは、タイロンとカルメンだった。

 ニューヨークの若者群像ということで思い出すのは《RENT》。
 そりゃ《RENT》の方が、遙かに優れた作品だと僕は思うよ。
 もうすぐオープンするんだね。
 
 
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