《リエンツィ・最後の護民官》日本初演 日本語上演(字幕付き)
 1998年11月22日(日) 2:00PM 藤沢市民会館

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 名古屋発9:28 藤沢着0:18。
 所要時間は約3時間ですか。
 東京よりも時間がかかりますね (@_@)。

 藤沢駅南口に出て南口本通りを進み、東京電力(三和銀行)の交差点を右折。
 東急ハンズを左手に見てイトーヨーカドーのある交差点まで行くと、その向かいが目指す藤沢市民会館になります。
 でも、この道はメインの道ではないみたいです。
 距離ですが、道路案内には650メートルと書かれていたような。

 《リエンツィ・最後の護民官》日本初演 日本語上演(字幕付き)
   1998年11月22日(日) 2:00PM 藤沢市民会館

   総監督:畑中良輔  指揮:若杉 弘  演出:栗山昌良

    コーラ・リエンツィ      福井  敬
    イレーネ           林  正子
    ステファノ・コロンナ    工藤  博
    アドリアーノ・コロンナ   寺谷 千枝子
    パオロ・オルシーニ     福島 民也
    枢機卿オルヴィエート   小鉄 和広
    バロンチェッリ        松浦 健
    チェッコ・デル・ヴェッキオ  有川 文雄
    平和の使者          菅  英三子

  合唱:湘南コールグリューン、湘南市民コール、藤沢男性合唱団ほか
  管弦楽:藤沢市民交響楽団 バンダ:藤沢ウィンド・オーケストラ

 さて、本日一番心配だったのが終演時間。
 上演に5〜6時間かかる大作オペラだという話で、それでは名古屋まで帰ることが出来ないかもしれません。
 会場でまずタイムスケジュールを確認したところ、4:40PM終演ということで、ハイライト上演だったんですね。
 ホッとしたやらガッカリしたやら (^_^;。

 この公演が開館30周年記念なんですが、はっきり言ってこの会場は古い。
 座席なんか布が擦り切れています。

 僕はオケピットの中が見たくて2階席を買ったんですが、オケピットは全く見えませんでした。
 もちろん指揮者も見えません。

 この会場でオケピットの中が見えるのは、2階最前列(から身を乗り出して)だけですね。
 座席角度の設定に問題があるのではないでしょうか。
 チケットはソールドアウトだったようで、ロビーは混雑していました。

 さて日本初演の《リエンツィ》ですが、なかなか満足の出来る舞台でした。
 なんと言ってもさすがワーグナー、曲が良い。
 合唱の迫力なんか《ローエングリン》を思わせるものがありました。

 また栗山さんの演出が良い。
 100人以上のコーラスで埋め尽くされた舞台は見た目にもオペラの歓びを満喫させてくれます。
 舞台装置も衣装も立派なものです。

 若杉さん指揮する藤沢市民交響楽団も健闘していたのではないでしょうか。
 すごく難しそうな曲でしたよ。

 歌手はどなたも良かったんですが、特に気に入ったのがイレーネの林正子さん。
 初めて拝見したんですが、なかなかの美人でスタイルも良く、実に美しい舞台姿。
 声もよく通るし、将来が楽しみなソプラノです。
 セゾン劇場の《マスタークラス》に出演していたそうですが、御覧になった方は
いらしゃいますか?
 
 《リエンツィ》はワーグナーの習作オペラと言われているそうで、観劇前は『退屈するのかな?』 という心配もあったんですが、観劇後はすっかりこのオペラが気に入ってしまいました。
 次はぜひ全曲上演を見てみたいものです。
 
 
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