藤原歌劇団《椿姫》全三幕
 1999年1月24日(日)3PM 愛知県芸術劇場大ホール

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藤原歌劇団/椿姫(1/24)

      藤原歌劇団《椿姫》全三幕
 1999年1月24日(日)3PM 愛知県芸術劇場大ホール

    指 揮:レナート・パルンボ
    演 出:ベッペ・デ・トマージ

    管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
    合 唱:藤原歌劇団合唱部

   ヴィオレッタ:ヴィクトリア・ルキアネッツ
   アルフレード:マルセロ・アルバレス
    ジェルモン:ジョルジョ・チェブリアン
     フローラ:仲野 玲子
     ガストン:中鉢  聡
   ドゥフォール:久保田真澄
     ドビニー:中村  靖
   グランヴィル:矢田部一弘
    アンニーナ:竹村 佳子
    ジュゼッペ:渡辺 直人

 まず、ヴィオレッタ役のルキアネッツが良かった。
 ヴェルディは苦手の僕だが、このヴィオレッタにはけっこう同情してしまった。

 藤原歌劇団の《椿姫》では97年のアンドレア・ロストにも感心したが、このような素晴らしいソリストをいつも聴かせていただけることに感謝したい。
 五十嵐喜芳さんを始めとするスタッフの歌手を見る目が確かなのだろう。

 メットのアルフレード、アルバレスも良かった。
 ジェルモンは少し物足りなかったが、役柄のバランス的にはこれでいいのかな?

 演出で驚いたこと
 1)『乾杯の歌』でヴィオレッタがグラスを持っていなかったこと。
 2)ヴィオレッタが愛人に平手打ちされていたこと (@o@)。
   愛人と別れてフリーになったということですね。
 3)一幕最後にアルフレードが戻ってきて、二人で抱き合ったこと (@o@)。
   考えてみれば、戻ってきてもいいわけだ。
   この方が二幕へのつながりがいいかも。

 最後にヴィオレッタが死なないのは《RENT》のミミみたいですね (^_^) 。
 これについては開演前のレクチャーで、五十嵐さんから『ヴィオレッタが死なないことで数十年後、百年後、将来の上演に思いを伝えていきたい』という演出意図が解説されていました(あまり自信なし (^_^;)。

 休憩時間に浜田理恵さんを発見しました。
 おばさんスタイルでしたね (^_^;。
 
 
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