びわ湖ホール青少年シリーズ/青少年オペラ劇場
《オペラを作ろう!・小さい煙突そうじ屋さん》
1999年2月13日(土)15:00

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 『びわ湖ホール青少年オペラ劇場』ということで、会場のびわ湖ホール中ホールには子供の団体が多かった。
 僕の周りはガールスカウトとその母親達。

 わざわざ名古屋から来たのに、少し調子が狂ったな (^^ゞ。
 まあ、ブリテン全曲制覇のためには致し方のないことであろうか。
 会場の中ホール(804席)はほぼ満席。

 びわ湖ホール青少年シリーズ/青少年オペラ劇場
 《オペラを作ろう!・小さい煙突そうじ屋さん》
    作曲:ベンジャミン・ブリテン
    指揮:沼尻竜典
    演出:中村敬一

 1999年2月13日(土)15:00開演
  滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 中ホール

 劇中名(オペラ役名)
 倉田(珠子)     :林育子
 野村(黒田晋吾・三太):梅原光洋
 耕介(剛・御者)   :竹内公一
 祥子(るり子)    :上田祥子
 アンナ(葉月)    :田島茂代
 指揮者        :沼尻竜典
 勇二(純)      :佐川康子
 昌代(神無)     :基村昌代
 浩次(次郎)     :清水芳子
 真理(美奈)     :熊本裕子
 賢治(拓也)     :岡田育世
 翔 (五郎)     :渡邊玲美
 客席での歌      :西田昭広/松本晃/山本哲也

 合唱:客席の皆さん
 演奏:びわ湖ホール青少年オペラ劇場室内楽団

 3月に御覧になる方のために、タイムスケジュールを書いておこう。

 第一部 15:00〜15:45
     =休憩15分=
 第二部 16:00〜16:30
     =休憩15分=
 第三部 16:45〜17:30

 第一部はオペラの構想から台本・作曲が出来るまでのお話(演劇)。
 倉田というのがお話をするおばさん。
 野村というのが作曲家で、この人が中心になってオペラが出来ていく。
 耕介は大人だけれど、後は子供たち。
 《ライオンキング》 などという名前が出てきたので、場面は現代のことと考えられる。

 第二幕は舞台装置、照明、演奏のことが取り上げられた。
 一幕では舞台だった部分がオケピットになっていたのは驚いた (@o@)。
 機械でピットを下げることが出来るんだ。
 指揮の沼尻さんも、指揮者役で演技をしていた。

 ここで沼尻さんによる歌の指導があった。
 『合唱:会場の皆さん』だからね (^_^) 。
 練習したのは『煙突そうじの歌』『お風呂の歌』『馬車の歌』の3曲。
 『簡単な曲ですから』ということだったが、4分の5拍子とか臨時記号が多いんだわね (^^ゞ。

 休憩時間にロビーで大きい音で室内楽が流されていて気になっていたんだが、これが『煙突そうじの歌』『お風呂の歌』『馬車の歌』の3曲であった。
 楽譜を見ながらチェックをしたよ (^_^) 。

 沼尻さんによる練習の時、二階最後列の僕の後ろから歌声が聞こえてきた (@o@)。
 振り返って見れば会場係のお姉さん。
 休憩時間に話を聞いたところでは、特訓があったんだそうだ (^_^) 。
 恥ずかしそうに歌っていたよ (^_^) 。

 第三幕がオペラで、舞台を100年前の芦屋に移してある。
 その割には、舞台装置も服装もイギリス風だったけど (^_^;。
 黒田晋吾と剛にこき使われる五郎(小さな煙突そうじ屋さん・滋賀県出身だという設定 (^_^;)を子供達が力を合わせて助けるというお話。
 オーケストラは弦楽四重奏にピアノとパーカッション。

 このオペラはブリテンにしては親しみやすい作品でした。
 中村さんの演出も、妥当なもの。
 終演後には会場の子供達も一生懸命拍手をしていましたので、成功した公演と言っていいでしょう。
 歌手の皆さんも歌に演技に大健闘でした。
 
 
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