『ヨッヘン・コヴァルスキー& 米良美一』
1999年3月9日(火)19時開演
愛知県芸術劇場コンサートホール

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     『ヨッヘン・コヴァルスキー& 米良美一』
     カウンターテナー・スペシャル・コンサート
      1999年3月9日(火)19時開演
       愛知県芸術劇場コンサートホール

   スカルラッティ:すみれ           (米良)
      ヘンデル:《セルセ》オンブラ・マイ・フ(米良)
      ヘンデル:《リナルド》涙の流れるままに(コヴァルスキー)
       サッリ:子羊は走り来る       (コヴァルスキー)
  R・シュトラウス:万霊節           (米良)
      グルック:《オルフェオとエウリディーチェ》
             エウリディーチェを失って(コヴァルスキー)
     山田 耕筰:曼珠沙華          (米良)
  チャイコフスキー:舞踏会のざわめきの中で(コヴァルスキー)

          === 休憩 ===

 J・シュトラウス II :《こうもり》我が家のしきたり
                      (コヴァルスキー& 米良)
      レハール:《フラスキータ》愛しい女よ 今宵は僕のもとへ
                         (コヴァルスキー)
  オッフェンバック:酔っ払いの歌
      レハール:《フリーデリケ》野ばら   (コヴァルスキー)
      黒人霊歌:アメージング・グレイス   (米良)
     瀧 廉太郎:花          (コヴァルスキー& 米良)

         === アンコール ===

       久石 譲:プリンセス・もののけ   (米良)
     ベートーベン:貴女を愛してます     (コヴァルスキー)
 黒人霊歌(だと思う):題名不詳         (米良)
      ドイツ民謡:題名不詳         (コヴァルスキー)
     伝ロッシーニ:猫の二重唱     (コヴァルスキー& 米良)

 この日のクライマックスは『猫の二重唱』でした。
 この曲を聴くのは『コヴァルスキー& ギネス・ジョーンズ・リサイタル』に続いて2回目なんですが、じゃれあったり、喧嘩したり、椅子をガタガタさせて怒ったり、実に表情豊かでコミカルで(男の声も有効に使われていました)、これ以上の演奏は考えられません。

 その他の曲では、米良さんは調子が悪かったみたいです。
 低い方の声で響きが無くなる感じ。
 アンコールの『プリンセス・もののけ(本人のアナウンス)』でも、CDのような透明な声ではありませんでしたね。
 客席に手を振ったり、アンコールのトークなんか、(米良さんが大ファンだという)松田聖子が入っているような雰囲気でした (^_^) 。

 コヴァルスキーはなめらかな美声で素晴らしかった。
 『瀧 廉太郎:花』の最後を「眺めを何にたとうべき」と歌いながらオペラみたいに手を振りかざすと、満席の客席から盛大な拍手がわき起こりました (^_^) 。
 この日の客層は、普段のコンサートとはちょっと違いましたね (^_^;。
 
 
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