みかわ室内オケ 《コジ・ファン・トゥッテ》
大府市勤労文化会館もちのきホール
1999年3月28日(日)5:30PM

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 名古屋のメンバーはBCJ《マタイ受難曲》に行っているであろうこの28日、僕は大好きなオペラ《コジ・ファン・トゥッテ》を観るために大府まで遠征してきました。
 主催は『みかわ室内管弦楽団』というアマオケ。
 『みかわ室内管弦楽団』は愛知教育大学(三河の国・刈谷市にある)のOBが中心になって結成されていて、知人がいるので質問してみました。

ぼく 『オペラといえば百万円単位の金がかかるはずだけど、ノルマはいくら?』
知人 『二万円』
ぼく 『安いね、そりゃどうして (@o@) ? 出演者はびわ湖ホール声楽アンサンブルのメンバー
    でしょう? 《小さな煙突そうじ屋さん》に出ていたよ』

 ということで話を聞いてみると、指揮者の米津さんは東京音大指揮研究科に在学中だけれど、愛教大OBでタダみたい。
 ソリストの出演料も、チケットで払ってしまったみたいだ (@o@)。
 なるほど、出演者にとってもめったにない機会だろうからね。

 それでもチケット代 800円はすごい (@o@)!
 我がオケの定演でも 1500円だからね。

      《コシ・ファン・トゥッテ》
     大府市勤労文化会館もちのきホール
    1999年3月28日(日)5:30PM

       指 揮:米津 俊広
       演 出:たかべ しげこ
       管弦楽:みかわ室内管弦楽団
       合 唱:愛知教育大学音楽科合唱団

    フィオルディリージ:基村 昌代
         ドラベルラ:渡邊 玲美
         フェランド:松本  晃
        グリエルモ:山本 哲也
        デスピーナ:日比 直美
    ドン・アルフォンソ:西田 昭広

 会場の大府市勤労文化会館は新しくて綺麗なホール。
 バブルの産物であろうか (^_^;?
 定員は600人くらい?
 演出のたかべさんは舞台女優であり、演出家としても時々名前を見る。

 オケはさすがにアマチュアで、序曲なんかメロメロ (^_^;。
 まあ、この曲が難しすぎるためもあるんだが。
 僕はアマオケを聴くときは、失敗は気に留めずいいところだけを聴くようにしているから (^_^) 。

 舞台装置は簡素で抽象的なものだが、照明でかなり本格的に見える。
 演出はオーストドックスで、最後も仲直りする。
 服装も(合唱団まで)ちゃんとしたもの。
 キャストは全員びわ湖ホール声楽アンサンブルのメンバーで、まあプロと言っていいのかな。
 それなりの演技と歌唱で満足。

 中でもドラベルラの渡邊さんの声量は抜きん出ていた。
 デスピーナの演技は達者。

 でも、聴かせ所はフィオルディリージの方が多いね。
 彼女が陥落する前後の音楽は大好きだな。

 佐藤しのぶさんはフィオルディリージを是非やりたいと、インタビューで言っていたね。
 僕は《コシ・ファン・トゥッテ》がモーツアルトの最高のオペラだと思っているんだけれど、佐藤しのぶさんやショルティ(自伝)も同じ意見のようだ。
 
 
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