東京フィルハーモニー交響楽団 『ワーグナーの夕べ』
マルク・アルブレヒト  緑川 まり  成田 勝美
1999年7月15日(木)6:45PM 

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 東京フィルハーモニー交響楽団 第18回名古屋定期演奏会
    ==ワーグナーの夕べ==

    1999年7月15日(木)6:45PM
      愛知県芸術劇場コンサートホール

  ジークフリート:森のささやき
  ワルキューレ:第1幕の二重唱

  ワルキューレ:ワルキューレの騎行
   神々の黄昏:夜明けとジークフリートのラインへの旅 〜 ジークフリート
         の告別の歌 〜 ジークフリートの葬送行進曲 〜 ブリュンヒ
         ルデの自己犠牲 〜 終曲

 指揮:マルク・アルブレヒト ソプラノ:緑川 まり テノール:成田 勝美

 このソリストで思い出すのが、3年前(?)の、東京二期会の《ワルキューレ》。
 成田さんなんか相変わらず吊り上がった声で、懐かしかった (^_^;。

 緑川さんはびわ湖の《ドン・カルロ》よりは好調だったと思う。
 前半は黒と白のドレス、後半は黒のドレスだったが、単色だと『山が動いた』という感じがしてしまう (^_^;。

 指揮のマルク・アルブレヒトは、弱冠35歳で、ダルムシュタット歌劇場の音楽監督。
 誰でも、ゲルト・アルブレヒトの子供かと思うだろうが、父の名前はゲオルグ・アレキサンダー(この人も指揮者)。

 最初は、ワーグナーにしてはちょっと音が軽いか? と思って聴いていたが、いやどうして、これはなかなか素晴らしい指揮者であった。
 長身でゆらゆら揺れる指揮のスタイルは、フルトヴェングラーに似ているのかもしれない。

 観客はそれほど多くはなかったが、終演後は興奮の渦であった。
 僕も一生懸命拍手をしておいた。

 マルク・アルブレヒトは2003年からバイロイトで『さまよえるオランダ人』を振ることになります。
 
 
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