《RENT》 初日
1999年9月22日 中日劇場

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 RENT初日(9/22・名古屋)

 初日の舞台を観ての感想は
1)アンサンブル全体として(バックバンドを含めて)、昨年の名古屋公演(千秋楽)
  のレベルには達していない。
2)初日にしては声が疲れている人が多い。
3)二階席に空席が多かったのが意外だった。  といったところでしょうか。

 昨年からのメンバーでは、ミミの TUKASA さんが圧倒的に良くなっていた。
 スレンダーになって、エイズ患者らしい雰囲気が出ています。
 ヘアスタイルも、昨年はお坊さんみたいだったからね (^_^;。
 なんか別人みたいでしたよ。

 宇都宮ロジャーの存在感は昨年より増していました。
 山本マーク、石原コリンズは相変わらずの素晴らしさ。

 新しいメンバーでは、まず藤重エンジェル。
 KOHJIRO エンジェルに遜色ないエンジェルでした。

 泉見ベニーは良かった。
 言葉もはっきり聞こえるし、上流階級のアリソンに見初められるのが納得できるルックスでした。

 浦島ジョアンヌと La Pearl モーリーンは、まだ慣れていない感じでした。
 二人とも素晴らしい声の持ち主で『TAKE ME OR LEAVE ME』なんかは十分満足できるものでしたが、演技には段取り通りという印象を持った部分がありました。

  La Pearl モーリーンは可愛い系の森川モーリーンと異なり、美人系のモーリーンでしたが、『OVER THE MOON』は固い。
 初日は森川モーリーンの遺産で『MO〜〜〜〜〜』が出ていましたが、本日のソワレくらいから苦労しそう、と予想しておきましょう。

 他のメンバーも声はいいんですが、まだ演技に馴染んでいない人もいましたね。
 素材はいいので、公演をこなすことにより、どんどん良くなっていくことでしょう。

 気になったのはミスター・グレイが若々しい青年だったこと。
 あれでは、とてもベニーの義理の父親には見えません。
 考えてみれば、昨年は MITCH さんや QOMOlangma さんなど、年配のキャストもいたのに、今年は若い人ばかりですね。

 昨年から見ているメンバーが『歌詞が聞き易くなった』と言っているのに、新しく観られた方が『歌詞が分からなかった』と言っておられたのが可笑しかったですね。
 
 
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