プラハ国民歌劇場《ルサルカ》 アクトシティ浜松大ホール
1999年10月17日(日)16:00開演

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 浜松名物といえばもちろん『うなぎ』ということで、タクシーの運転手さんに『一番有名な店に行きたい!』と言ったところ『大黒屋』という店を紹介されました。
 しかし、臨時休業 (@o@) だったのは残念でした (-_-) 。

 プラハ国民歌劇場《ルサルカ》 アクトシティ浜松大ホール
    1999年10月17日(日)16:00開演

    演出:アレナ・ヴァニャコヴァー
    指揮:イルジー・ビエロフラーヴェック

        王子:ミロスラフ・ドヴォルスキー
    外国の女王:アンダ=ルイセ・ボグザ
  水の精ルサルカ:ダナ・プレンショヴァー
  年老いた水の精:ペテル・ミクラーシュ
         魔女:マルタ・ベニチャコヴァー
     森の番人:ロマン・ヤナール
   皿洗いの少年:マルチナ・パウエロヴァー
  3人の森の妖精:ハナ・ヨナーショヴァー/パヴラ・アウニツカー
          ミロスラヴァ・ヴォルコヴァー
       狩人:パヴェル・チェルヴィンカ

     第1幕(55分) 休憩(20分)
     第2幕(45分) 休憩(20分)
     第3幕(50分)

 このオペラは初めて観ましたが、ストーリーがね (^_^;。
 特に第2幕がおかしい。
 ルサルカは愛する王子のために、言葉を話せなくなる条件で人間になったわけでしょう?
 それなのに王子の抱擁を拒んでいるようなんだな。

 言葉を話せないのは覚悟の上なんだから、愛情があるのなら王子の肉体的要求には応えなくてはね。
 あれでは王子の愛を失うのも、致し方ないでしょうか。

 で、ルサルカは王子の元を去るんだけれど、第3幕になるとどういう訳か王子が追っかけてくる。
 で最後は『キッスで殺して』とか言って、王子だけ死んじゃうのね (@o@)。

 しかし、ドヴォルザークの音楽は美しい部分が多かった。
 例の『月に寄せる歌』とかね。
 時々ワーグナーが出てきてビックリしたけれど (^_^;。

 演奏については、本場の公演を見せていただいたということでしょうか。
 舞台装置は簡素で抽象的なものでしたが、特に問題は感じませんでした。
 歌手もレベルが揃っていたんですが、中でもルサルカ役のダナ・プレンショヴァーに感心しました。

 ということで、あれこれ書きましたが、幻想的な演出で、終演後に素直に拍手が出来る舞台だったと思います。

 ルサルカは年老いた水の精を『お父さん』と読んでいましたが、本当のお父さんなんでしょうか?
 字幕には人間になるに当たって『耳が聞こえなくなる』と出たような気がするんですが、声が出なくなるんですよね?

 第2幕の最後、ルサルカは王子の元を走り去ります。
 彼女がいた場所にはスポットが当たっています。
 オペラグラスでよく見ると、その中央に靴が落ちているんですね (@o@)。
 バレエシューズに似た舞台用の靴でした。
 僕は『これからシンデレラが始まるのか?』と思ったんですが、第3幕に現れた王子は靴を持っていませんでした。
 あれはハプニングで脱げちゃったんですね (^_^;。

 カーテンコールでフラッシュが多かったのは感心しません。
 浜松の名誉の問題でしょう。
 ホール側の適切な対応をお願いしたいものです。

 そうそう、ホールの対応といえば、第1幕は途中でもどんどん人を入れていました。
 遅れてきた人は、当然後ろで立って見ているのかな? と思っていたら、ずかずかと自分の席に割り込んでくるのね (@o@)。

 帰りの新幹線ではiモードでサッカー『日本×タイ』戦をチェック。
 前半は無得点ということで心配でしたが、地下鉄を降りたところで3対1で日本が勝ったという情報が入り、一安心 (^_^) 。
 
 
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