《アイ・ガット・マーマン》 アートピア・ホール
1999年12月15日(水)7:00PM

「REVIEW99」に戻る  ホームページへ
 

 『天才演出家』という枕詞が付く宮本亜門さんですが、僕は今まで彼の演出に感心したことがありません。
 ということで、彼が『天才演出家』と言われるようになったルーツである《アイ・ガット・マーマン》には大変興味がありました。

   《アイ・ガット・マーマン》アートピア・ホール
    1999年12月15日(水)7:00PM

      花山佳子(はなやまけいこ)
      杉村理加(すぎむらりか)
      高谷あゆみ(たかたにあゆみ)
      ピアノ:不詳(残念)

 会場はほぼ満席。
 少し空いている席は当日券用でしょうか?

 僕はエセル・マーマンのことを知らないし特別に興味もなかったので、最初は余り乗れなかったのですが、結婚のあたりから俄然おもしろくなりました。
 御主人にされた人を休憩時間中ウォッチングしていたのですが (^_^;、一般のお客さんのようでしたね (^_^) 。

 出演者はピアニストを含めて、気持ちがいいほどの実力者揃い。
 花山さんってクラシック系の発声をする人かと思っていました。
 ピアニストにもう少し芝居っ気があれば、とは思ったのですが、それは無い物ねだりというものでしょうか。

 この作品初演の経緯については亜門さんの『ミュージカルにディープキス』に詳しく書かれていますが、あの時代にこのような作品を作り上げれば『天才演出家』と言われたのも分かるような気がします。
 しかし、人間の才能には限界があるもの。
 いくら天才と言われても、次々と新しいアイディアを出していくのは大変なことでしょう。
 これからも、頑張っていただきたいものです。
 
 
「REVIEW99」に戻る  ホームページへ