ロンドン・オペラとミュージカルの旅
22) ホテルでサッカー全日本
 95年6月6日(火)

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 オペラ《真夏の夜の夢》終演後、地下鉄でホテルに帰る。
 ピカデリー・ラインからサークル・ラインには、グロースター・ロード駅で乗り換えが必要。

 誰も知った人のいないホームに座って、なかなか来ない地下鉄を待っていると、『もし、ここで突然病気や事故で死んでしまったら、一体自分はどうなってしまうのだろう』と考え、鬱状態になる。
 独居老人の心境ですね (^_^;。

 さし当たり、明日からはホテルのパンフレットをあちこちのポケットに入れることにする。
 毎日毎日が新しいことの連続で、精神的に疲れているのだろう。
 残された時間は、あと2日半。
 がんばらなくては。

 ホテルに戻り、テレビのチャンネルを回していたら伊達選手が出てきた。
 全仏オープンでベスト4になったそうだ。
 えらい!

 そのあとは、何とサッカー《イングランド・国際・チャレンジカップ》全日本×ブラジルのハイライト。
 解説は《名古屋グランパス》にいたリネカー。
 リネカーはグランパスではちっとも活躍しなかったけれど、イギリスではやはり人気者のようだ。
 今は《ワールド・カップ・サッカー》日本誘致のための活動に協力しているのだそうだ。

 試合はブラジルの攻撃の場面が多く、キーパーの小島の活躍が目立つ。
 アナウンサーに『エクセレント!』とか『インクレディブル!』とか言われている。

 試合は0ー3で全日本が負けたんだけれど、得点シーンを何度も放送して、『田坂のミスだ』『北澤が悪い』などと言っている。
 こちらの解説は結構ディフェンダーに厳しいようだ。

 ブラジルにも、レオナルドとか、知った顔がある。
 すごいシュートを決めたジーニョって、Jリーグ(フリューゲルス?)の選手なんだって?

 試合のあとは、リネカーの解説。
 これが、次に行われる《イングランド×ブラジル》の話ばかりで、日本のことなんか少しも出てこないの。
 リネカーに、少しは日本のことも話してほしいと思った。

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