ロンドン・オペラとミュージカルの旅
31) 帰 国 95年6月9日(金)

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 いよいよロンドンを出発する日が来てしまった。

 11時30分に迎えが来るので、それまでにおみやげを買いに『ハロッズ』に行ってみた。
 『ハロッズ』一階の食料品コーナーに入って、あまりの巨大空間にびっくり。

 ここには色々美味しそうな食べ物が並んでいて、『お菓子のお城』に入ったようで嬉しくなってしまう。
 もっと早い日に来ていたら、パイとか色々なイギリスの食品を食べられたのに。

 オイスターバーがあったので、お腹は空いていなかったがオイスターとスコティッシュ・スモークサーモンを食べる。
 これでイギリスで食べたかったすべてのものを食べたのかな?

 おみやげは、イギリスにしかないものということで、スコーンを買い込む。
 ところが日本でスーツケースを開けてみたら、つぶれてバラバラになっていた。
 それでも、配ってしまったけれど (^_^ゞ。

 スコーンにつけるクロッティドクリームも買ってみた。
 要冷蔵のようだが、帰国後食べて特に問題はなかった。

 さていよいよ出国だ。
 通関で色々質問される。
 『荷物に危険物は入っていないか?』『他の人から預かったものはないか?』等々。
 入国の時よりこちらの方が難しかった。
 否定疑問文なんか、『イエス』か『ノー』か一瞬頭の中がクラクラしてしまう。

 飛行機は往きの時ほど空いてはいなかったが、横と前が空席だったので楽だった。

 帰国してびっくりしたのは、僕はこの一週間毎日朝から晩まで新しい経験の連続で、旅行前と旅行後ではまるで違う人間になったような気がしていたんだけれど、家族とか周りの人はこの一週間で何の変わりもない。
 浦島太郎じゃないけれど、自分一人がすごく歳をとったような気がした。

 今になって改めて思うんだけれど、本当、ロンドンはすごい街ですね。
 朝から夜中まで街に色々な人種があふれていて、大英博物館、ナショナル・ギャラリーを始めとする過去の集積があり、オペラ、オーケストラ、ミュージカル、それにポピュラーコンサート、ライブ、演劇まであって、みんな人がいっぱい入っているんだから。
 ロンドンのバイタリティーに圧倒されて帰ってきました。

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