この日は、普段の僕では考えられないのだが、5時半起床。
ウィーン西駅で、ハルシュタットまでの往復チケットを購入。
6:28AMのICに乗り込む。
アットナンク・プッフハイムで乗り換え、10:20AMころ、バート・イシュル到着。
まず、エリザベートゆかりのカイザー・ヴィラに向かう。
徒歩3分くらいかな?
マリア・テレジア・イエローの建物で、前には広大な森が広がっている。
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カイザー・ヴィラはフランツ・ヨーゼフ一家が、夏の避暑地として使った館。
ここはガイドツアーで、参加者は40人くらい。
説明はドイツ語だけだったので、良く内容が分からない。
途中で気が付いたんだが、ドイツ語が分からない人は、各国語ごとのパンフレットをもらっているようだ(日本語は無し)。
僕の場合は英語のパンフレットも良く分からないんだが、それにしても自分が今何を見ているか分からないのは痛かった。 |
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印象的だったのは、館の壁いっぱいにかけられた、鹿の角。
このいっぱいの鹿の角が、ミュージカルのお見合の場面に出てくる。
フランツ・ヨーゼフは狩猟が大好きで、約1500頭分の角があるそうだ。
フランツ・ヨーゼフの執務室には執務机があったが、エリザベートの胸像が飾ってある。
彼は第一次世界大戦の開戦布告文に、ここで署名をしたそうだ。
エリザベート関係では、有名な写真の衝立がある彼女の書斎はロープが張られていて、外から覗くだけ。
あとはデスマスクが印象深かった。
かなり彫りの深い顔をしていたようだ。
面白かったのは、愛犬シャドウの原寸大の置物。
毛がふさふさで、目が見えない犬ね。
最後にガイドさんに『フランツ・ヨーゼフとエリザベートが最初に出会ったのはこの建物か?』と質問してみた。
ミュージカル《エリザベート》の卜書きではヴィラ・エルツ(のちのカイザーヴィラ)と書かれていたからね。
ところがガイドさんの答えは、『ここではありません。彼らが初めてあったのはホテル・オーストリアです』とのこと。
あとでこのホテルに行ってみることにする。
近くにある写真博物館にも行ってみたが、特にエリーザベトゆかりのものは無かった。
ここは長い坂の上で、僕はすっかり疲れてしまった。
バート・イシュルでは、12時から2時までは、観光施設は昼休み。
この時間に、皇帝御用達のカフェ・ツァウナーに行ってみた。
カフェ・ツァウナーは外から見ると重厚な、由緒あり気な建物だ。
中に入るとケーキのカウンターがあって、その奥にカフェがある。
係りのお姉さんに、カイザートルテとアインシュペーナーを注文した。
コーヒーフロートが来たかと思ったら、これがアインシュペーナー。
ガラスコップ入りのウィンナーコーヒーだね。
カイザートルテはザッハートルテの変形かと思われた。
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