《エリザベート》とスイスの旅 1996年8月16日の2
ルツェルン・市内観光

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 トリープシェンから船でルツェルン中央駅まで戻り、ホテルにチェックインした。
 本日のホテルは、SCHILLER HOTEL。
 中央駅に近いが、古いホテルだ。

 カウンターの女の子に、本日の演奏会の予定を聞く。
 音楽之友社からの資料では、『ルツェルン音楽祭』の前夜祭があるはず。
 ところが一生懸命調べてくれた彼女の返事は『何もない』。
 ショックを受ける。
 直接会場に行ってみることにした。
 街の中には『MUSIK』と書かれた、青と緑の音楽祭の旗がいっぱい掛けられている。

音楽祭の旗 クンストハウス

 ルツェルン音楽祭の会場、クンストハウスは中央駅の隣にあり、湖に面した近代的なコンクリートの建物。
 写真を見ると劇場前には噴水があるはずなんだが、工事中で何もない。
 そのため、情緒に欠ける。
 ガラスの中を覗いてみるが、誰もいない。

 ルツェルン音楽祭は翌日8/17から始まる。
 僕も無理をすれば(最終の汽車でチューリッヒに帰れば)、アバード指揮のマーラーを聴くことが出来るかもしれないが(チケットが問題)、今さらアバードのコンサートにそれほどの執着はない。
 オペラだと話が違って来るんだが。
 クンストハウスには入ってみたかったんだが、いさぎよく諦める。

 カペル橋、ライオン記念碑とお決まりの観光をしたが、この街は観光に寄生しているようで、あまりいい印象を持たなかった。

カペル橋 ライオン記念碑


 船上レストラン『ウィリアム・テル』で、スイス名物チーズフォンデュを食べる。
 これは2人分からでないと注文できないそうで、仕方がないので一人で2人分を注文する。
 鍋で熱したチーズを カットしたフランスパンに付けて食べるのだが、それだけ。
 ただひたすら2人分のカットされたパンを食べ続ける僕は、かなり間抜けだった、と自分でも思わずにはいられない(^_^;。
 味は、塩加減が強く、キルシュ酒もよく利いていたと報告しておこう。

チーズフォンデュ ピラトゥス山


 目の前に広がる湖の右側には、街の上にピラトゥス山がそびえて不気味な感じ。
 湖の左側には、北海道大沼の駒ヶ岳に似た、リギ山が見える。

 夜にもう一度街に出てみたが、ロイス川の両岸はどんちゃん騒ぎのレストランばかり。
 カペル橋と水道橋は照明の調子が悪いようだった。
 


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