トリープシェンから船でルツェルン中央駅まで戻り、ホテルにチェックインした。
本日のホテルは、SCHILLER HOTEL。
中央駅に近いが、古いホテルだ。
カウンターの女の子に、本日の演奏会の予定を聞く。
音楽之友社からの資料では、『ルツェルン音楽祭』の前夜祭があるはず。
ところが一生懸命調べてくれた彼女の返事は『何もない』。
ショックを受ける。
直接会場に行ってみることにした。
街の中には『MUSIK』と書かれた、青と緑の音楽祭の旗がいっぱい掛けられている。
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音楽祭の旗 |
クンストハウス |
ルツェルン音楽祭の会場、クンストハウスは中央駅の隣にあり、湖に面した近代的なコンクリートの建物。
写真を見ると劇場前には噴水があるはずなんだが、工事中で何もない。
そのため、情緒に欠ける。
ガラスの中を覗いてみるが、誰もいない。
ルツェルン音楽祭は翌日8/17から始まる。
僕も無理をすれば(最終の汽車でチューリッヒに帰れば)、アバード指揮のマーラーを聴くことが出来るかもしれないが(チケットが問題)、今さらアバードのコンサートにそれほどの執着はない。
オペラだと話が違って来るんだが。
クンストハウスには入ってみたかったんだが、いさぎよく諦める。
カペル橋、ライオン記念碑とお決まりの観光をしたが、この街は観光に寄生しているようで、あまりいい印象を持たなかった。
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カペル橋 |
ライオン記念碑 |
船上レストラン『ウィリアム・テル』で、スイス名物チーズフォンデュを食べる。
これは2人分からでないと注文できないそうで、仕方がないので一人で2人分を注文する。
鍋で熱したチーズを カットしたフランスパンに付けて食べるのだが、それだけ。
ただひたすら2人分のカットされたパンを食べ続ける僕は、かなり間抜けだった、と自分でも思わずにはいられない(^_^;。
味は、塩加減が強く、キルシュ酒もよく利いていたと報告しておこう。
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チーズフォンデュ |
ピラトゥス山 |
目の前に広がる湖の右側には、街の上にピラトゥス山がそびえて不気味な感じ。
湖の左側には、北海道大沼の駒ヶ岳に似た、リギ山が見える。
夜にもう一度街に出てみたが、ロイス川の両岸はどんちゃん騒ぎのレストランばかり。
カペル橋と水道橋は照明の調子が悪いようだった。
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